何年ぶりだろう。
懇親会と称する宴会、つまり飲み会に参加したのは。
この4月からある団体に週1くらいのペースでお世話になっているのだが、そこでも宴会はずうっとやっていないということ。
宴席では、そこで6年目を迎えた方と隣だったが、その方の言うには、自分が入ったとき以来の酒を伴う会だとのことだった。
ということは、前にこの会が行われたのは、令和元年だということだ。
酒を伴う懇親会なんて、本当にしばらくやっていなかったから、多少はしゃいでしまった。
もっとも、今日はその会の幹事の一員だったから、盛り上げようとしたのだけれどね。
懇親会。
こんなだったねえ。
ビールを注ぎ合う間に言葉を交わし、見つかる話題の共通点に驚く。
特に、この年齢まで来ると、だいたい知っている誰か一人を間におくと、縁がないと思っていた人とつながってしまう。
例えば、その人のお姉さんが先生だとすると、親戚の子がそのお姉さん先生に教わっていたりする。
今のこの団体とかかわりのある外部からのゲストが、息子が以前働いていた職場の上司だったりする。
そんなことが、酒間の話で分かってきたりする。
人の縁は面白い、そう思ってしまう。
以前は、「宴会なんて堅苦しいばかりで面白くない」と思っていたけれども、今夜は「たまにはいいもんだ」と思った。
体調が不安なので気をつけて飲んだこともあって、具合が悪くなることはなかった。
飲み過ぎた年輩の輩が、送りのマイクロバスが出発してから気付いたため、マイクロバスがUターンしてもう一度迎えに行くというハプニングもあったが、まあご愛嬌と笑うことができた。
とにかく、私にとっては6年ぶりくらいの酒を伴う懇親会を、自分でも意外に楽しんだ今夜であった。