水曜日の夜にルヴァン杯3回戦で秋田と戦い、新潟に帰ってきたのは午前3時だったという。
それが木曜日で、その日は疲れをとるのが精一杯。
…といっても、午前3時からのたった1日で疲れが取れるはずもないが。
金曜日は、試合前日だから軽めの練習しかできなかっただろう。
そんななかで、リーグ戦の試合を迎えた、今日土曜日。
こう見ていくだけでも、大変な日程なのが分かる。
唯一の救いが、その水曜日の試合で勝って帰ったこと。
しかもその試合、120分戦って苦しみながらも、新しい若い戦力の台頭で勝利を得たのは、なによりの自信とエネルギーになる。
それで迎えた本日16時からのホーム、アビスパ福岡戦。
若手に期待して、行ったのだった。
だけどね、今日は、ゴールポストが2回も相手の味方になってしまった。
前半は、37分、福岡のフリーキックのボールが、ポストの上隅に当たって。
後半は、85分、シュートとはいえコロコロ転がったボールがポストに当たって。
それぞれゴールネットに吸い込まれていった。
新潟にとっては、不運。
福岡にとっては、幸運。
スタッツを見ると、圧倒的にボール保持は新潟なのだ。
しかし、決定的なチャンスを生みだせないままにいると、珍しく福岡にチャンスがいく。
その珍しい機会が新潟の失点につながるのだから、がっくりである。
今日は、奥村も先発起用されたが、やはり彼が真に生きるのはボランチではなく、トップ下などのもっと前だろうなあ、と今日の試合を見ていて思ったよ。
エリア近辺でドリブル突破できるのは至恩がそうだったように魅力的なのだが、ボランチではペナルティエリアが遠い。
それから、小見から松田に代わって、右から積極的なクロスが上がるようになって、期待感も高まった。
応援して見ている者からすると、小見には強引に前に仕掛けていくシーンを見せてほしいなあと思ってしまう。
だから、今日の試合はもっと早く松田を投入するべきだったのじゃないかな、なんて思ったりしたよ。
ただ、福岡は、しっかり守るということが徹底されていた。
湘南もそうだったけど、福岡も、まずは守ろうとするチームだった。
そこからカウンターを仕掛けるというのは分かっているのに、失点につながるのが何とも悔しい。
おまけに今日は、ポストに福岡の味方されたから、運もなかった。
それでも新潟は、終了間際に1点をもぎ取った。
ただ、遅きに失した。
新潟は、なかなか勝てていないが、直近のリーグ戦ではこの7戦、零封されたことはないのだ。
それでいて、7戦すべて失点しているのだ。
その間の戦績は、1勝1分け5敗。
その間の得点は11で、失点が16。
失点は仕方ないと割り切るなら、もっと得点しないと。
今日は、こんなにきれいなコレオグラフィが見られたのに…。
いずれにしても、5月の地獄の連戦は終わった。
6月反攻と行きたいところだが、まだまだ復帰できないけが人が多すぎる。
そのうえ、また日程が立て込む。
6月も1日(土)に首位町田とアウェイ戦。
5日(水)にルヴァン杯プレーオフ第1戦ホーム長崎戦。
9日(日)に同第2戦アウェイ長崎戦。
12日(水)にホームで天皇杯2回戦(相手未定)。
16日(日)にアウェイ鹿島戦。
…と中2日、3日の厳しい戦いが続く。
けが人、戻って来~い!
逆境に負けず、がんばれ、アルビの戦士たち!
それしか言えない。
Visca Albirex !!!