埼玉から帰って、わが家の庭を見てみると、新緑から深緑へ緑が濃くなっていると思った。
そして、咲いている花々を見てみたら、へえ、と気付いた。
それは、咲いている花の色を見てみると、紫色系統のものばかりだな、ということである。
春に咲いている花は、黄色い花が多いと、今までも何回かここで書いてきたが、春も終わりを迎えこうして初夏が近づくと、花の色が変わっていることに気づいたしだいである。
わが家の庭の一角は、こんな感じ。
ご覧のように、紫色系の花々でいっぱいだった。
まずは、シランの花。
シランは、漢字で書くと、「紫蘭」だから確かに紫。
そして、手前に大きな一本は、アヤメだ。
これは青紫系。
そして、赤紫系で咲いているのは、「立てば芍薬」ともてはやされた(?)美人花、シャクヤクだ。
その周辺で咲いている紫色ものが2つ。
一つが、ミヤコワスレ。
鉢植えにはピンク系のものもあるのだが、省略。
もう一つが、ムラサキツユクサ。
「紫露草」と漢字で書いた方が、なんだか風情がある。
まあ、毎年見ているはずのわが家の庭なのだが、紫色系の花の季節だ、などと思ったのは今年が初めてである。
周辺の緑が濃くなると、それに合わせるように紫色の花が多く咲くようになるのだなあ。
見慣れた風景から新たな気付きが得られるというのもいいものだ、と思ったよ。