ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「チャーミーレイ」咲き、1枚の札を見て

2024-05-29 19:20:09 | 草木花

今年もこの時季、「チャーミーレイ」が咲いた。

「チャーミーレイ」と言うのは、わが家にある鉢植えのランの花だ。

ただしその名は、直接ランの種類を指すものではなかった。

ランの種類としては、「デンドロビウム」というランの一種に当たり、その中で「チャーミーレイ」と呼ぶ品種のようだ。

この花は、7年前、私が退職したときに鉢植えでもらったものだった。

以後、毎年5月中旬ごろから花を咲かせている。

今年も、7つほど花を咲かせたが、毎年、咲く花の数が減っている。

理由は、きちんと世話をしていないからにほかならない。

品のある、きれいな花なのだから、もうちょっとよく世話しろよ、と言われそうだ。

 

鉢には、「チャーミーレイ」という名とこんな写真が写った紙の札が立っていた。

今まで気づかなかったが、裏までよく見てみると、「花つけのポイント」や「日ごろの管理」など、ちゃんと育て方が書いてあった。

【●花つけのポイント●】

新芽が出始めたら、一回り大きな鉢に植え替えます。子供の日(原文ママ)が過ぎたら戸外に出して下さい。

直射日光を避け、木陰で管理して下さい。新芽が伸びてきたら、支柱を添えてやります。

秋の雨に当たると、葉が落ちることがありますので注意します。

霜が降る前に室内に取り込み、日の当たる窓際に置きます。パルプの節がぽつっとそてきたら、そこから葉が出てきます。開花まであとわずかです。

【●日頃の管理●】

  • 肥料は春に一度、固形肥料を与えて下さい。
  • 水やりは、夏は毎日たっぷりと与え、春・秋・冬は植え込み材料が乾いたら与えて下さい。

 

そうか。ここには、やれていたこともあるけど、やれていなかったこともあるなあ、と反省。

今後気をつけて世話してみよう。

ところで、上の写真で赤い丸で囲んだが、書いてあったアドレスが気になって、打ち込んでみると、そこは愛知県東海市のホームページだった。

そして、  トップページ から、> 事業者 > 農業 > 農業センター > 東海市の洋ランサイト > 主な洋ランの栽培ポイントにたどり着くことができた。

へえー、市ぐるみで洋ランの街として力を入れているのだなあ、と知った。

ここから、「デンドロビウムの栽培ポイント」をクリックして行ったら、さらに詳しい育て方を知ることができた。

なるほどなあ、と思い感心した。

こうして1枚の札に書いてあることによって、洋ランのひと鉢ひと鉢を大事にしていると思った。

札から、その育て方を知るばかりではなく、愛知県東海市が洋ランの生産に力を入れていること、大事に育ててほしいという生産者の思いまでが伝わってきたような気がした。

デンドロビウム・チャーミーレイ。

ちゃんと世話をして、来年もきれいな花を咲かせなくてはいけないな。

コメント
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