ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

雑音・雑念を払いのけ、勝利を手にするチームの姿が誇らしい ~アウエー山形戦~

2020-11-04 22:27:08 | アルビレックス新潟
例年ならば、11月のこの時期ともなれば、残りはもう3試合くらいしかないところだ。
だが、今年は、まだ12試合も残っている。
COVID-19 感染症の影響で、2月下旬の開幕戦の後、第2節が行われたのはその4か月後の6月下旬だった。
それでも、例年と同じ試合数を年内に行うということで、短期間での試合数の消化は、過密スケジュールを生んだ。
無理のある日程とはいえ、どのチームも条件は同じ。
しかしながら、やはりそれは、負傷者の続出という事態を生んでいる。
ここにきて、主力選手がケガをして出場できなくなっているのは、大きな痛手だ。

新潟でも、今季絶望と公表された、FW渡邉新太、MFゴンサロ・ゴンザレスに加え、DF新井直人、荻原拓也、GK小島亨介らが、ケガで戦線を離脱している。
そして、2人の外国人FWの交通違反による退団があり、警告累積によりDFマウロが今節出場停止と、厳しい状況で、今日のアウエー山形戦を迎えている。

サッカーJ2リーグ第31節、モンテディオ山形対アルビレックス新潟。
スタメンには、前節から4人を入れかえた。
GKは、小島に代わって藤田。
CBにはマウロの代わりに早川。
MFでは、本間至恩に代わりロメロフランク。
また、FWには鄭大世ではなく矢村を起用した。
ベンチのGKの控えには、今季初めて大谷が入っていた。

「誰が入っても、新潟のサッカーができる」
と、アルベルト監督も選手たちも、よく言う。
大丈夫かなあ、という懸念を払しょくするように、山形で選手たちは躍動し、それを証明してみせた。
今日先発の矢村とロメロフランクが、前半でゴールを決め、2-0。
後半に、PKを与えてしまい、これを決められ、2-1になってからは多少ともヒヤヒヤした。

だが、DAZNの実況や解説者は、新潟の組織的で積極的な守りを、高く評価する内容のことを、何度も口にしていた。
それには、とてもくすぐったいようでうれしい気がした。
2-1で逃げ切り、久々に勝ち点3を手に入れた。
ただし、上位3チームはいずれも勝って、差は縮まらなかったけれども…。
あと残り11試合を連勝して、12連勝してもらいましょう。


ところで、今日の試合の直前になって、新潟のある選手に関するセクハラ問題が、女性週刊誌やネットに流れた。
だけど、こんなのは、新潟に来る前のことではないか。
このことについては、本人も認めるところがあるようだが、けりをつけ、家族のためにも心機一転やりなおそうと強く決意して新潟にやってきてがんばっているところだ。
それなのに、今になって蒸し返すように取り上げるのは、何か本人や新潟やサッカー界に対する悪意を感じるように思うのは、私だけだろうか。

J1仙台では、交際女性とのトラブルで契約解除となった選手が出たことがあったが、今回は、それに便乗して、ゴシップ好きな週刊誌やメディアが、得意気に取り上げているように思える。
10月21日のフジテレビ系の「とくダネ!」では、キャスターの小倉智昭氏が、J1仙台・道渕諒平の契約解除に「今回のことは別として…恐れているのは世の中が厳罰化の方向に進んでいる」と語ったが、同感だ。

失敗を教訓として立ち直る機会を与えたり、見守ったり応援したりすることが、もっと必要な気がする。

…と、そんなことも考えたが、チームメイトともども一丸となって戦い、勝利する姿に、ホッとしたのであった。
雑音や雑念を払いのけて、みんなで戦い、すばらしいプレーを展開するチームを、誇らしく思った。

さて、次は、4位の北九州とのホーム戦。
舞行龍が警告の累積で出場できないけれども、チーム一丸となって、今日のように勝利をつかんでほしい。
VAMOS NIIGATA !

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