阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

「ジャカランダの花」   里山住人の南米旅行  その三

2008年12月02日 | 下総の国の住人Kさんの寄稿アルバム集
印旛沼のほとりにある里山の住人Kさんの南米旅行の3回目です。
 「イグアスからブエノスアイレスに移動して、夕方5時にホテルにチェックイン。
食事、タンゴショーに出発まで3時間あるのでのんびりしようと思っていました。

ところが部屋に入ると、風呂の栓が無い。おまけにセーフティボックスのキーも無いのです。
風呂の栓については言葉は通じないものの何とか解決。

セーフティボックスは旧式で、金属ブロックとキーをフロントで借りる必要があります。フロントへ行くと、全部貸し出し済みで無いの待てというのです。翌朝、再度借りに行くとまだ無いとのこと。パスポートを持って1日街歩きするのも危ないので、フロント奥のセーフティボックスを借りようとして話をしていたら、どこからかキーが出てきて解決です。

翌日夕方、絵葉書を出そうとフロントに切手を買いに行くと無いと言うのです。ホテルの前の建物を指差して、そこで切手を買えと。すでに店は閉まっているので翌日にと思い、一旦持ち帰り。翌朝は土曜日で10時を過ぎても店は開かないので、10分ほど散歩しながら、シェラトン・ブエノス・アイレスホテルで無事切手を購入、投函できました。

ブエノスアイレス市内は米ドルが使えるので、現地通貨に変える必要はなかったが、タクシーだけは現地通貨でないとダメとガイドに言われたのでフロントで換金しようとしました。
ところがホテルでは換金をしていないので、銀行に行けといわれ20米ドルを換するのに1時間以上かかってしまいました。
以上の話は、木賃宿ではなく sheraton Libertador Hotel(フロントの料金表は
344US$)での話です。

ホテルでは色々ありましたが、ブエノスアイレスは春をつげるジャカランダが満開。快晴の1日ジャカランダ見ながら、市内、公園を散策しました。

写真は満開のジャカランダです。
これは最後の朝にとったもので、昨晩の雷雨、突風で早くも散り始めました。

 
ところで、最近旅行用の新しいグッズで楽しんでいます。

1.GPS
  夏のモンゴル旅行の時に購入しました。
  帰ってからGoogle Earthで見るにしても、草原のように
  目印の無い所はGPSが必要になります。

2.防水カメラ
  イグアスの滝ように購入しました。
  水滴のついた写真はこのカメラで撮影したものです。
  イグアスでは、大活躍しました。

3.ICレコーダー
  今回購入しました。
  滝の音、ビーチの波音、鳥の声、サンバショー、タンゴショーを
  録音しました。
  旅行のDVDスライドショーを作成する予定ですが、生録した
  音声を使ってみようと思っています。

新しいデジタル機器で旅行の楽しみもだいぶ変わってきましたね
旅行から帰って、Google Eaethで確認するのも楽しみの一つです。」

Kさん、GPSが個人で使用できるように商品化されているのは知りませんでした。
防水カメラは普通思いつきませんが言われて見れば、ナイアガラの滝では必要でした。
ICレコーダーは新聞広告で買いましたがちゃちなものだったので結局使っていません。

確かにツールは使いこなせば、一つの行動が何回も何倍にも楽しめますね。
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昨夜、宇宙の三大光源が互いに接近した。

2008年12月02日 | 身辺あれこれ
 12月1日の秋の夜空に、金星、木星、三日月が近接して見えました。デジカメの望遠機能を最大にして手持ちで撮りました。20枚ほど撮影してようやく1枚だけまあまあのピントのものがありました。

ナショナル・ジェオグラフィック日本語公式HPから;
 複数の惑星がほぼ同じ位置にまで近付いて見える現象を惑星の「合」と呼ぶ。今回、金星と木星が最も近付くのは米太平洋時間で11月30日午後4時ごろ(日本時間12月1日午前9時ごろ)、月がその仲間に参加するのは12月1日の夕方(日本でも同様)のことである。

 アメリカのシカゴにあるアドラープラネタリウムの天文学部門責任者ゲザ・ギュク氏は、「今年最高の惑星集合となる。太陽を除いて全天で最も明るく輝く3つの天体が一堂に会するのだ。夕方の早い時間に空が晴れていたなら、とても見逃すことのできない天体イベントとなるだろう」と話す。

 このような天体現象がいかに珍しいものかを示す好例がある。紀元前2年に今回と同様の木星と金星の合が発生しており、歴史家の中には、これが新約聖書に記された「ベツレヘムの星」の物語の源になっているのではないかと考える者もいる。当時、2つの惑星が非常に近付いて見えたので、まるで光の信号標識のように受け取ったのではないかというのだ。

 太陽系に属する8つの正式な惑星のうち5つが、望遠鏡や双眼鏡を用いなくても夜に肉眼で観測することができる。その中でも木星と金星は特に明るく輝く。どちらの星も太陽の光を非常によく反射する雲で全体が覆われており、さらに金星は地球に最も近く、木星は太陽系で最も大きい惑星だからである。現在はどちらの惑星も日没直後の南西の空に容易に見つけることができる。

 惑星の合が発生している間、肉眼では複数の惑星が1カ所に集まるように見えるが、これは見かけ上の接近であって実際にすぐ隣にあるわけではない。例えば、空を平面としてとらえると、木星と金星はこの1カ月の間に徐々に近付いているように見える。しかし、実際の3次元空間では、2つの惑星はおよそ8億キロ離れている。

 11月30日、2つの惑星は角度にして2度をわずかに上回る程度にまで近付く。見かけ上の距離はおよそ満月4個分だ。12月1日にも肉眼では2つの惑星は同じ距離に見える。腕を伸ばせば親指で隠れるほどだという。

 2つのうち明るく輝く方が金星で、木星のやや左下に位置するようになる。三日月がこの天体ショーに参加するときには、金星の左上(日本では右下)の座席に座ることになる。

 惑星の合は比較的珍しい現象で、特にその中に金星と木星の接近が含まれるものは非常にまれだ。

 アメリカのロサンゼルスにあるグリフィス天文台の天体観測員アンソニー・クック氏は、「金星と木星の接近は、発生間隔が34~412日と非常にばらつきがあるが、平均して年に1度接近する。しかし、多くの場合は接近するポイントが太陽に近すぎて観測ができない。観測可能なのは全体の23%程度だ」と話す。

 次の合が発生するのは2010年2月16日で0.5度まで近付くが、太陽に近すぎて肉眼では見えない。また、その次に観測可能な合が発生するのは2012年3月14日だが、このときは距離が3度以上開いてしまうという。

 歴史的に、特異な惑星の集合は古代の天文学者や占星術者にとって特別な意味を持っていた。紀元前2年6月、今度と同様に金星と木星が接近しており、これがキリスト降誕にまつわる「ベツレヘムの星」の物語と関係があると考える説がある。新約聖書によれば、東方の三博士がひときわ明るく輝く星に導かれてキリストの降誕時に礼拝に訪れたとされている。

 普段は夜空に関心がない人でも、今回は空に浮かぶ“顔文字”を探してみてはいかがだろうか。

Andrew Fazekas for National Geographic News
コメント (6)
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