東京からメールが来ました!
6月のある日登園の途中で拾ったカタツムリ
野菜を食べて我が家で着々と成長している
ペットとして生きていくことに覚悟を決めたようで
ようやく拾い主と戯れるようになりました
♪(堤中納言物語)から抜粋
この姫君ののたまふこと、「人々の、花、蝶やとめづるこそ、はかなくあやしけれ。人は、まことあり、本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」とて、よろづの虫の、恐ろしげなるを取り集めて、「これが、成らむさまを見む」とて、さまざまなる籠箱どもに入れさせたまふ。
中にも「烏毛虫の、心深きさましたるこそ心にくけれ」とて、明け暮れは、耳はさみをして、手のうらにそへふせて、まぼりたまふ。
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この虫どもとらふる童べには、をかしきもの、かれが欲しがるものを賜へぱ、さまざまに、恐ろしげなる虫どもを取り集めて奉る。「烏毛虫は、毛などはをかしげなれど、おぼえねば、さうざうし」とて、蟷螂、蝸牛などを取り集めて、歌ひののしらせて聞かせたまひて、われも声をうちあげて、「かたつぷりのお、つのの、あらそふや、なぞ」といふことを、うち誦じたまふ。童べの名は、例のやうなるはわびしとて、虫の名をなむつけたまひたりける。けらを、ひきまろ、いなかたち、いなごまろ、あまびこなんどつけて、召し使ひたまひける。
*この姫は「風の谷のナウシカ」として現代によみがえったそうです。