大阪の中之島にある国立国際美術館で9月12日まで横尾忠則の「全ポスター展」と、平行して「束芋展」が開かれています。束芋も兵庫県出身の創作者です。
横尾忠則は兵庫県の西脇市出身で、西脇高校を卒業して最初に就職した地元の会社から引き抜かれて、神戸新聞社に勤務したことがあります。
そんなことから感覚的に地元の人という親しみがあります。また自分にとっては、昭和40年の最初の頃から、毎月の「話の特集」という雑誌で彼の作品を楽しんできました。
そして今でもなじみのある創作者で、自分が生きてきた時代の記録者という位置付けの人でもあります。
暑い一日でしたが、阪神の福島駅で下車して、大阪市立自然科学館の隣にある国立国際美術館に向かいました。
まず展示されたボリュームに圧倒されました。そしてついポスターの制作された年月もチエックして一枚一枚を丁寧に見ていきました。
長時間、会場にいたせいか、あるいは向こうから来る電波というか、オーラというか、エロティシズムというか、滅びの哀しみというか、
いろんな思いがごちゃまぜになってフラフラになりました。
このポスター展の全作品が掲載されている本がショップにありましたが、12000円はイタイのでネットから作品群の一部を引用します。
ポスターは今回全て展示されています。
この「浅丘ルリ子裸体姿之図」を初めて見た若いとき、数日間、頭がクラクラしていました。
今回もやはりまたクラクラしました。