阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

サフランもどきが一輪咲いた

2010年09月19日 | 花・草・木・生き物
秋に咲いたのを見ると、ああこんな花が毎年咲くのだと気がつく。
それまでは頭のどこにもない。今年の暑さをかいくぐって今年も咲いてくれた。
何となくアリガタシ、うん、有ることが難しいことをやってくれた!「有り難し」と思った。



webから引用:
西インド諸島やメキシコに自生する多年草で、観賞用の園芸種です。日本には江戸時代の終わり頃(1845年)渡来し、その頃はサフランと、誤って呼ばれていたそうです。ですが明治7年、今の名前に改められたそうです。民家の近くで野生化したものも見られます。
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似ていなくても「似顔絵」  谷川俊太郎さん     

2010年09月19日 | 身辺あれこれ

詩人の谷川俊太郎さんの新しい本が出たようです。その本の紹介のテレビ番組にご本人が出演していました。


谷川俊太郎さんの朗読の会に行ったことがあります。

『言葉は人を楽しませることもあるけど、人を傷つけることも多い。
私はそんな言葉を使って50年詩を書いてきました』

「朗読と音楽による組曲『家族の肖像』」の中から・・

“あかんぼがいる”

いつもの新年とどこかちがうと思ったら
今年はあかんぼがいる

あかんぼがあくびする
びっくりする
あかんぼがしゃっくりする
ほとほと感心する

あかんぼは私の子の子だから
よく考えてみると孫である
つまり私は祖父というものなのである
祖父というものは
もっと立派なものかと思っていたが
そうではないと分った

あかんぼがあらぬ方を見て眉をしかめる
へどもどする
何か落ち度があったのではないか
私に限らずおとなの世界は落ち度だらけである

ときどきあかんぼが笑ってくれると
安心する
ようし見てろ
おれだって立派なよぼよぼじいさんになってみせるぞ

あかんぼよ
お前さんは何になるのか
妖女になるのか貞女になるのか
それとも烈女になるのか天女になるのか
どれもいまははやらない

だがお前さんもいつかはばあさんになる
それは信じられないほどすばらしいこと

うそだと思ったら
ずうっと生きてってごらん
うろたえたり居直ったり
げらげら笑ったりめそめそ泣いたり
ぼんやりしたりしゃかりきになったり

そのちっちゃなおっぱいがふくらんで
まあるくなってぴちぴちになって
やがてゆっくりしぼむまで

コメント (2)
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