阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

小松左京展で“かんべむさし”さんの講演を楽しんだ    

2011年08月28日 | ゲストルーム

お題は「神戸・人・小松左京」。江戸時代の神戸の回船問屋・北風家、鈴木商店の大番頭・金子直吉と鈴木商店の興亡史。桂枝雀と野坂昭如
中郷町2丁目、3丁目で戦前の同時期に少年時代を過ごしたこと。小松左京の突拍子もないお調子者の一面と繊細な正義感、そして幅と奥の深い包容力。
戦時中の神戸一中で配属将校から中学生の小松が、4時間殴られ蹴られボロボロにされた拷問のこと、教師たちの忠君愛国教育から、
敗戦後手のひら返した民主主義教育の浅ましさ。星新一や筒井康隆とSF人たちのエピソード。中学同級の高島忠夫とのバンド活動。
そして聞きたかった小松左京と開高健の交友関係。やはり二人は肝胆相照らす仲だったそうだ。
 盛りだくさんの内容の一時間半を堪能しました。肉声で聴く日本のSF作家の内輪話はやはり面白い。









会場で不動坂の日本料理「西嬉」の女将さんに声をかけられてびっくりしました。
彼女も昔からのSFファンなのだそうです。

コメント (2)
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