阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

映画「神々の深き欲望」を九条の「シネ・ヌーヴォ」で観ました。

2011年11月19日 | 音楽・絵画・映画・文芸
いつも大阪の九条に行くのは阪神のなんば線を使う。昨日はルートを変えた。梅田に出て地下鉄御堂筋線の本町で
中央線に乗り換え二つ目の九条駅で下りた。左手の高架線からの降り口6番が「シネ・ヌーヴォ」には近い。↑
映画館への途中の道に、前はなかった映画館へのガイドが出ていた。

この通りを数分歩いて右に回ると、マンションの一階が映画館だ。九条駅から歩いて8分ほどだ。

12:30から上映の「神々の深き欲望」のチケットNo.は43番だった。自分の後に二人が並んで入場した。
 映画は日本に返還される前の沖縄と南大東島で2年間の長期ロケされたが、沖縄をそのまま画いたものではない。
「三国連太郎米寿記念特集上映」は先日は「越後つついし親不知」を観た。
昨日の「神々の深き欲望」は、ほぼ上映時間3時間の長大作だった。部分的に面白いシーンは多かったが、散漫な編集で
今村作品の頭デッカチさもモロに出ていると思った。結局は俳優陣のそれぞれの持ち味で最後まで面白く楽しませてもらったが・・


越後つついし親不知
1964年/東映東京/白黒/112分
監督:今井正/原作:水上勉/脚本:八木保太郎/撮影:中尾駿一郎/音楽:池野成/美術:森幹男 
出演:佐久間良子、三國連太郎、小沢昭一、東野英治郎、北林谷栄、田中春男

◆雪深い北陸越後を舞台に人妻おしんの愛と哀しみを描く水上文学を、巨匠・今井正がロマンティックに描いた名作。
神々しいばかりに美しい佐久間良子、お人好しの小沢昭一、憎々しい三國らが見事に演じきる力作。男と女の間に住む人間の業の深さ!


神々の深き欲望
1968年/今村プロ/カラー/174分
監督・脚本:今村昌平/脚本:長谷部慶治/撮影:栃沢正夫/美術:大村武/音楽:黛敏郎 
出演:三國連太郎、河原崎長一郎、北村和夫、沖山秀子、松井康子、加藤嘉、小松方正、細川ちか子、扇千景、浜村純、殿山泰司、嵐寛寿郎

◆神話が息づく南の島を舞台に、伝統と近代化の相克、日本民族の根源的な生と性、さらには日本の風俗のルーツまでをも
描き切ったあまりに偉大な名作。主役の三國にとって『飢餓海峡』と並ぶ代表作となった。
当時、アメリカの管轄下にあった沖縄で2年を掛けて撮影、倒産の危機に陥りながら執念の完成。沖山秀子は今年3月に死去。
(いずれも「シネ・ヌーヴォ」のHPから引用)

 ☆家から大阪の九条にある「シネ・ヌーヴォ」に行くには、交通費が往復で千円、映画代がシニア料金で千円。帰りの立ち飲み代が千五百円。
合計3千五百円は、麻雀、パチンコをしない人間の楽しみ代としてはまあいいか?


コメント (2)
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