2016年6月26日(日)
午後9時00分~9時49分 総合
- 歴史・紀行
今年、長野県・諏訪は6年に一度の熱狂に包まれている。諏訪大社の「御柱祭」。男たちは山から切り出された巨木にまたがって崖を転がり落ち、勇壮なかけ声とともに社の四隅に巨木を立てる。日本のどこにもなく世界にも例がない「謎の祭」。巨木には、どんな意味が込められているのか?なぜ諏訪にだけ、このような祭りが残されたのか?謎を解く手がかりは、諏訪大社に伝わる不思議な神事の数々や、古くからの土着の神を祖先とする1000年以上続く一族・・・。考古学や民俗学、神話学などの最新の知見を駆使して、御柱のミステリーを解き明かしてゆく。そこから浮かび上がるのは、日本列島を揺るがした壮大な古代史のドラマである。