阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

芭蕉 自筆の(ふる池の・・)の短冊を鑑賞することも出来て感激した。  永青文庫の「柿衛文庫名品による芭蕉」展にて。 

2021年11月26日 | 船橋社中

船橋社中の社主さんからお誘いがあって永青文庫に行って来た。社主さんとは2019年4月click以来の顔合わせだった。

長くお会いできていなかった社主さんは お元気そのもので積もる話を交わしながらの楽しい道行だった。

我々は西船橋の東西線改札で待ち合わせて 東西線の「早稲田」駅から車で文庫に向った。

柿衛文庫のコレクションだから、いつもなら兵庫県の伊丹市まで行かないと観ることが出来ない「芭蕉翁が自ら」したためた

「ふるいけや かはづとびこむ みずのおと はせを」の短冊を目に出来て本当に感激した。この句自体は1686年に作句されている。

今から330年ほど前に書かれた芭蕉翁自らの墨蹟を目の前にするとしみじみと文化の歴史の中に自分もいるような気がする。

 

今回は利用しなかったが ついこの間テレビドラマ「和田家の男たち」clickを見ていたら たまたま作中の和田優ー相葉雅紀が登っていた

坂のロケ地になっていた「胸突坂」は永青文庫に歩いて来るときにこれまでに何回か登った坂clickだ。☟

見終わって近くの椿山荘に12:40頃ランチに向ったが、椿山荘ホテルのエントランスで問うと14:30まで全てのレストランは予約客で満席だった。

止む無く教えてもらったすぐ近くのカフェに向ったが、思いがけない素敵なランチに巡り合えて 社主さん共々大満足の昼食になった。

 

野菜も販売している野菜主体のレストランは30分ほど待つほどの人気店だった。我々は野菜サラダランチをオーダーして

豊富な野菜に喜んだ。

緑の屋外スペースもあった。

 ひさしぶりに都心に出て、ああまた日常とは違う東京がここにあると感じながらの楽しいひと時だった。

社主さん お誘いありがとうございました。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

那智勝浦の街と港      2007年11月25日 撮影    蔵出しアルバムから

2021年11月26日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

勝浦出身の詩人小説家の詩碑が駅前広場に立っていた。

佐藤春夫  秋刀魚の歌 
あはれ
秋風よ
情〔こころ〕あらば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり
さんまを食〔くら〕ひて
思ひにふける と。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児〔こ〕は
小さき箸〔はし〕をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸〔はら〕をくれむと言ふにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝〔なれ〕こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒〔まどゐ〕を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証〔あかし〕せよ かの一ときの団欒ゆめに非〔あら〕ずと。

あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児〔おさなご〕とに伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月25日に目に留まったSNS・メディアの記事

2021年11月26日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像クリックで全文に飛びます。

 

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) November 25, 2021

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする