今宵きくのは、ジャドラン・ダンカムによるヨーハン・アドルフ・ハッセのリュート・ソナタです。音源はダンカムが2017年に録音した「Weiss & Hasse Lute Sonatas」(Audax Records ADX13713)で、CDにはジルヴィウス・レーオポルト・ヴァイスが2曲とハッセが2曲収録されています。ここできくのはハッセのリュート・ソナタのみ。バッハと同年代のヴァイスにくらべ、ハッセはバッハの長男フリーデマンの世代に近く、音楽のスタイルもずいぶんちがいその軽快なスタイルは、ハッセのソナタはうっかりするとギター・ソナタにきこえます。なお、ダンカムはロルフ・リスレヴァンドに学んだリュート、ギター奏者で、この「Weiss & Hasse Lute Sonatas」がソロ・デビューということです。