復活節後第3日曜日にきくのは、ギュンター・ラミンたちによるカンタータ「泣き、嘆き、憂い、怯え」(Berlin Classics 0032912BC)です。このカンタータは1714年4月22日の初演。シンフォニアにはじまる全7曲からなるカンタータで、第2曲の合唱曲は「ロ短調ミサ曲」の「クルチフィクスス」に転用されました。また、シンフォニアは単独でも演奏されることがあります。1990年代から録音が急速に増え人気のカンタータとなりましたが、ラミンが録音した40年代から80年代にかけては残された録音もまだまだ少数でした。ラミンの録音は1947年で、合唱はもちろんトマス合唱団(聖トーマス教会合唱団)。アルトの独唱も団員が歌っています。管弦楽ももちろんライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団です。