アレハンドロ・マリアスとホルダン・フマドが2021年に録音した「J.S.Bach: 3 + 1 Viola da Gamba Sonatas」。このアルバムには3曲のガンバ・ソナタのほか、表題どおりもう1曲のガンバ・ソナタが収録されています。それがト短調のガンバ・ソナタ(BWV1030b)で、ロ短調のフルート・ソナタ(BWV1030)の異稿です。マリアスとフマドは、ヨーハン・フリードリヒ・ヘーリングの筆写譜(1770年以降/フルート・パートは消失)をもとにしているようで、同じような試みには、このブログでもきいている、ジョナサン・マンソンとトレヴァー・ピノックや、マルック・ルオラヤン・ミッコラとミクローシュ・シュパーニの録音があります。
CD : EUD-SACD-2302(Eudora)