まだ涼しいうちに、と朝にきいているバッハ。ざんねんながら、すでに外気は35度で窓を開けることもかなわず、やはりエアコンのお世話になります。さて、これから楽しむのは、アンドルー・アーサー(チェンバロ)とハノーヴァー・バンドによるチェンバロ協奏曲集第5番(BWV1056)です。この協奏曲は魅惑的な第2楽章のラルゴ(解説書ではアダージョ、筆写譜によってはアダージョと記入)で人気。弦楽のピッツィカートのもと、アーサーが美しい旋律を紡いでいきます。録音は2019年、2022年です。
CD : SIGCD764(Signum Records)