顕現節後第3日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「主よ、御心のままに、わが身の上になしたまえ」(BWV73)です。このカンタータの初演には1723年、1724年、1725年の説あり、1724年だと1月23日の初演ということになります。音楽は全5曲からなっており、合唱とテノール、バス、ソプラノのレチタティーヴォという、カンタータとしてはめずらしい楽曲ではじまります。鈴木たちの録音は2001年。独唱者は、野々下由香里、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイです。BCJの編成は、合唱は総勢13名、オーケストラはホルン、第1、第2オーボエ、第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音(ファゴット、チェロ、コントラバス、オルガン)で、総勢15名です。なお、バッハは再演にさいして、ホルンをオブリガートのオルガンにおきかえています。
CD : BIS-CD-1221(BIS Records)