ヴォルフガング・リュプサムのリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)できいている、6曲のパルティータ。これから楽しむのはイ短調の第3番(BWV827)です。このパルティータを導くのは、2声のインヴェンション風なファンタジア(もとはプレリュードとされていた)。ファンタジアも続く6曲の舞曲も、リュプサムはリュート・チェンバロの音色を慈しむよう、ゆっくりめのテンポで弾いています(リュートの演奏が念頭にあるのかもしれません)。使用楽器は、キース・ヒル製のリュート・チェンバロ。録音は2020年です。
CD : 96464(Brilliant Classics)