三位一体節後第9日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「われいかで世のことを問わん」(Hänssler CLASSIC CD 92.030)です。このカンタータは1724年8月6日に初演された、全8曲からなるもの。バルタザール・キンダーマンのコラールにもとづく、いわゆるコラール・カンタータで、第1曲に第1節、第3曲に第3節、第5曲に第5節、第8曲に第7節と第8節がもちいられています。リリングたちの録音は1974年。管弦楽と合唱は、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライで、技巧的なフルート・パートを吹いているのはペーター・ルーカス・グラーフです。