今宵きくのは、今週きいているアンサンブル、テンペスタ・デ・マーレ(フィラデルフィア・バロック・オーケストラ)にちなんで、アントニオ・ヴィヴァルディの「海の嵐」(naïve/OPUS111 OP 30371)です。演奏はガリガリ、ゴリゴリ系のジャン・クリストフ・スピノージとアンサンブル・マテウス。ここできくのはヴァイオリン協奏曲(作品8第5番)の「海の嵐」ではなく、フルート協奏曲(作品10第1番、RV 433)のほうです。ただし録音での独奏楽器はリコーダー(セバスチャン・マルク)で、原曲である室内協奏曲「海の嵐」(RV 98)に準じた編成。録音は2000年です。