毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日、レイチェル・ポッジャーたちによるイ長調のヴァイオリン協奏曲をききました。BWV1055からの復元としては、ヴァイオリン協奏曲はめずらしいのですが、そんなことを感じさせない、とてもしなやかで自在なものでした。ポッジャーとブレコン・バロックのCDには、復元協奏曲がもうひとつ収録されていて、今日はそれをきいてみようと思います。こちらはBWV1056からの編曲です。

CD : CCS SA 30910(Channel Classics)

CCS SA 30910

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これからきくのは、ちょっとめずらしいヴァイオリン協奏曲で、BWV1055、つまりイ長調のチェンバロ協奏曲をもとに編曲したもの。BWV1055から原曲を復元した協奏曲というと、オーボエ・ダモーレ協奏曲とするのがふつうなので、ヴァイオリン協奏曲に編曲したものはめずらしいといえます。このCDに収録されているのはすべてソロ協奏曲で、オリジナルのBWV1041とBWV1042のほかは、BWV1056からの編曲とこの曲です。レイチェル・ポッジャーと共演するブレコン・バロックは、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネ、チェンバロ、すべて1人という編成。

CD : CCS SA 30910(Channel Classics)

CCS SA 30910

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月曜日からきいてきた、ヘルムート・ヴァルヒャによる待降節のためのオルガン・コラールですが、これからきくのは最後の「全能の神に讃美あれ」です。このBWV602では「中声部が天使のはばたきを、ベダルの下行音型が御子の降誕を表現」(『バッハ事典』)しているとのことです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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日付も替わったことなので、これからちょっと休憩し、トレヴァー・ピノックたちによる、ファッシュのハ短調のファゴット協奏曲(ARCHIV PRODUKTION 449 210-2)を楽しむことにします。ヨーハン・フリードリヒ・ファッシュは1688年生まれで、バッハとは同世代の有能な音楽家。ライプツィヒのトーマス学校とライプツィヒ大学で学んでおり、後年、バッハがトーマス・カントルに応募したさい、ツェルプストの宮廷楽長(1722年から没年の1758年まで)であったファッシュも、ヨーハン・クリストフ・グラウプナーらとともに候補のひとりにあげられていました。

449 210-2

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一昨日、昨日に続き、これからきくのも、ヘルムート・ヴァルヒャによる待降節のためのオルガン・コラール「主キリスト、神の独り子」です。昨日のBWV600と同じく、このBWV601には「主なる神よ、いざ讃美を受けたまえ」という別題があります。また、このオルガン・コラールの初稿が、「ノイマイスター・コラール集」に収録されています。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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