毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日は真夏日どころか夏日ものがれ、ずいぶんすごしやすくなりました。こうなると、ふだんはあまりきかない、ちょっと渋面できくイメージのある作品も楽しみたくなるもの。そこで、今夜はしばし、ヨハネス・ブラームスの弦楽六重奏曲ですごそうと思います。音源は、ハウスムジーク・ロンドンの「Brahms: The Sextets」(Signum Records SIGCD013)。

このCDには2曲ある弦楽六重奏曲が、つまり変ロ長調の第1番(作品18)とト長調の第2番(作品36)がともに収録されており、これからきくのは第1番のほう。この弦楽六重奏曲の第2楽章(変奏曲)は、いかにも渋くてブラームスらしい佳曲です。ハウスムジーク・ロンドンは、モニカ・ハゲット、パヴロ・ベズノシウクらによるピリオド楽器のグループです。

SIGCD013

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今朝は曇りがちで風もひんやり。どうやら連日の真夏日からはのがれられるようで、日中、なんとかすごしやすくなりそうです。さて、番号順にきいてきているリチャード・エガーの「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、今日きくのはト短調の第16番(BWV885)です。「Largo」と標記されたプレリュードに続くのは、4声のフーガ。主題の同音連打は、それだけきくとちょっとしつこいぐらいですが、展開されていくと気にならなくなります。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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日中、風こそまだ5月のそれでしたが、むし暑さはもう6月という感じ。日没後はさすがに気温も下がり、すごしやすくなってきたので、ちょっと音楽でもきこうか、と。手にしているのはガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)の「Bach and Beyond」(EMI Classics 64647-2)。これには副題として「Improvisations on themes by JS Bach」とあるように、バッハの名曲の数々をもとにした即興演奏を収録したCD(2005年録音)です。

演奏は、感興のおもむくままにひいているという風で、とてもライトな感覚で楽しめます。ただし、原曲の味がそこなわれている、といえるかもしれず、好みはわかれそうですね。一日のおわりに、ぼんやりときくのにはちょうどよいかも。モンテーロは、ベネズラ生まれののピアノ奏者。第13回ワルシャワ・ショパン国際ピアノコンクール(1995年)で銅賞と、即興演奏だけでなく、ピアノそのものの実力もすぐれているようです。

64647-2

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早朝雲におおわれていた空も、いまはずいぶんと青空がのぞいています。風もでてきてむし暑さもとれてきましたが、最高気温は28度予想と、日中はあいかわらず暑そうです。さて、レギュラーできいているリチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、これからきくのはト長調の第15番です。このBWV884、ベーラ・バルトークの校訂譜(「平均律」の48曲を難易度順で配列)では、その第1曲におかれているプレリュードとフーガです。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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今日も真夏日の予報がでている京都。ただし、今朝の空気はひんやりしていて、じつに爽快。これからきくレギュラーのバッハ、つまり「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」の嬰ヘ短調の第14番(BWV883)も、ここちよく楽しめそうです。音源は、リチャード・エガーによる2007年の録音。演奏楽器は、ジョエル・カッツマン製作のチェンバロ(1638年製のリュッカースによる)です。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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今日と明日、真夏日が予想されている京都。今朝はかなり気温が高く、真夏日というのもまちがいなさそうですが、まだ5月ということで、空気は乾燥していて爽快感があります。さて、先々週からききすすめている、リチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、今日きくのは嬰ヘ長調の第13番(BWV882)です。めずらしい調ですが、音楽そのものはそんなことを感じさせず、序曲風のプレリュードが「第2巻」後半のはじまりをあざやかつげます。続く快活なフーガは3声です。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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今朝はじつによい気候。一昨日から降りはじめ、昨日は一日中降り続いた雨もあがり、上空には雲ひとつなく、すがすがしい天気になりました。そんなきもちのよい朝にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによるカンタータ「人々汝らを除名すべし」です。このBWV44は、復活節後第6日曜日のためのカンタータで、1724年5月21日に初演。アリア(二重唱)にはじまり、合唱、アリア、コラール、レチタティーヴォ、アリアと続き、コラールでしめるという全7曲構成です。真ん中、第4曲のコラールはテノールがにないます。最後、第7曲のそれは、通常どおりの4声コラールです。

CD : SDG 144(SDG)

SDG 144

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リチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。2007年に録音された音源から番号順にきいており、これからきくヘ短調のプレリュードとフーガで半分がおわることになります。このBWV881、いきなり「ため息」の音型があらわれるプレリュードは、「ため息」があらわれてはさえぎられ、またあらわれて、というふうに進行。これに3声のフーガが続きます。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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リチャード・エガーのチェンバロできいている「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、先週から番号順にきいていて、これからきくのはヘ長調の第11番(BWV880)。上下行する音階のおだやかな美しいプレリュードに、いきいきとした3声のフーガが続きます。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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今朝の京都は、いまの時期らしい爽快な気候。上空にも雲はなく、空気も澄んでいます。ただし、日中は気温が上がり、27度という予報。快適をちょっと通り越すことになりそうです。さて、今日はイエスが昇天した日にあたり、この祝日のためのカンタータかオラトリオをきこうかと思ったのですが、すぐに外出することになったので断念。レギュラーできいている、リチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」から、順番どおり第10番(BWV879)をきくことにします。帰宅後、時間があればカンタータもきく予定。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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イギリスの鍵盤楽器奏者、リチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。音源は、エガーがジョエル・カッツマン製作のチェンバロ(1638年製のリュッカースによる)をひいて、2007年に録音したもので、これを番号順(収録順)にきいています。これからきくのはホ長調のプレリュードとフーガ(BWV878)。プレュードは、幸福感に満ちているというか、じつにおだやかで美しく、続く4声のフーガも、この気分をひきついで展開されます。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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今朝、もっと早い時間は曇っていて、予報どおりの「晴れ」ではないかも、と思っていたのですが、いまは青空がひろがり、日中はたしかに「晴れ」そうです。ただし、東の風が強く冷たい感じなので、昨日ほどには気温が上がらないかもしれませんが。さて、リチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、今日きくのは嬰ニ短調のプレリュードとフーガ(BWV877)。この第8番のプレュードは、昨日のおだやかな第7番と対照的な鋭さがあり、これに4声のフーガが続きます。フーガの主題は、無伴奏ヴァイオリンのためのフーガ(ソナタ第1番)のそれを、ちょっと思いおこさせますが、こちらのフーガのほうが深みあります。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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2012年10月6日の記事「ロ短調ミサ曲における注目すべき演奏実践」で紹介した、ダニエル・ロイス(ダニエル・レウス)指揮のイル・ガルデリーノとカペラ・アムステルダムによるBWV232(ミサ曲ロ短調)。ホルン奏者と第1トランペット奏者をかねさせた、画期的というか、試験的というか、あるいは経済的というか、どうしてそのようにしたかは不明ですが、注目すべき演奏実践でした。じつは、これと同じような試みが、YouTubeに投稿されており、前々から紹介しようと思いつつ、まだ未紹介でしたので、空き時間を利用して紹介しておくことにします。

投稿されている動画は、モスクワ・カトリック大聖堂における、ナザール・コジュハーリ(Nazar Kozhukhar)指揮のポケット・シンフォニーとヴォーカル・コンソート(The Pocket Symphony & vocal consort)による演奏会。この演奏で、第1トランペット(トロンバ)のパートと、ホルン(コルノ・ダ・カッチャ)のパートを吹いているのは、イギリスの奏者マーク・ベネットです。まわりくどいいまわしなのは、ホルンのパートは、ざんねんながら渦巻き型のトランペットで吹いているためで、じっさいの音はトランペットと同じといってよいと思います。

指揮者のコジュハーリは、ヴァイオリン奏者でもあり、「ラウダームス」では独奏もしていますが、そのほかは指揮に専念。編成は、20人のオーケストラに、独唱者もかねた13人の合唱団で、室内楽を拡大した、ごく小編成の演奏といえます。ベネットの兼務が、研究の成果なのか(たとえばコルノ・ダ・カッチャ=渦巻き型トランペットだとか)、たんに編成上のつごうなのかはわかりません。この投稿時点でYouTubeのチャンネル「pocketsymph」にて視聴できます。投稿されたのはBWV232全曲ではありませんが、興味のあるかたはどうぞ。



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今朝はすっきりとした青天。いかにもこの時期らしい天気で、たっぷりの朝日をあびた新緑が美しく輝いてみえます。日中は気温が25度まで上がる予報で、汗ばむ陽気になるようですが、絶好といっていい行楽日和です。さて、先週からからききはじめた、リチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」(2007年録音)。これからきくのは変ホ長調のプレリュードとフーガ(BWV876)で、この第7番は、おだやかなプレリュードにはじまり、4声のフーガが続きます。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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これからきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「今までは汝らなにをもわが名によりて求めしことなし」。このBWV87は、1725年5月6日に初演された、復活節後第5日曜日のためのカンタータ。昇天節、そして聖霊降臨節をひかえ、聖歌隊の負担軽減ということもあってか、全7曲中、第6曲まではアリアとレチタティーヴォと独唱ばかり(第7曲は4声コラール)。同日曜日のためのもうひとつのカンタータ「まことに、まことに汝らに告ぐ」(BWV87)も、同じような構成になっています。

CD : SDG 144(SDG)

SDG 144

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