毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




クリスティーネ・ショルンスハイムによる「平均律クラヴィーア曲集」、早朝にきくのは、第17番のプレリュードとフーガです。このBWV862は、すがすがしい青天のひろがるいまの天気にぴったりの音楽で、フーガの主題もじつに楽しげにきこえます。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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クリスティーネ・ショルンスハイムのチェンバロで楽しんでいる「平均律クラヴィーア曲集」(いまは第1巻)。これからきくのは、長いトリルではじまるプレリュードが印象的なト短調の第16番(BWV861)です。プレリュードは、とちゅうでもときおり長いトリルをきかせる優美なもの。これに、やや深刻な雰囲気の主題ながら、すっきりしたフーガが続きます。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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これからきくのは、いま「平均律クラヴィーア曲集」をきいているクリスティーネ・ショルンスハイムつながりで、メヒトヒルト・ヴィンターのチェンバロ演奏です。ショルンスハイムとどういうつながりかというと、まず、奏者のヴィンターがショルンスハイムの弟子だということ。そして、ヴィンターのひいているチェンバロが、ショルンスハイムが「平均律」でひいている楽器をもとにして製作されたということ。つまり二重のつながりだということです。

ヴィンターは1969年生まれのドイツの奏者で、ちょうど10歳年上のショルンスハイムに学び、のちにアンドレアス・シュタイアーにも学んだようです。きくのは、ジャン・アンリ・ダングルベールの「クラヴサン曲集」(1689年出版)から、ト短調の第2組曲(Querstand VKJK 1217)。楽器は前記のとおり、ヨハネス・リュッカース(1624年)をもとにした、マッティアス・グリーヴィッシュ製作(2008年)の楽器で、オリジナルの状態をやや拡張して製作したとのことです。

VKJK 1217

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先々週からレギュラーできいている、クリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律クラヴィーア曲集」。ちょっとむし暑い朝にきくのは、元気のよいト長調の第15番です。演奏にもよるのですが、このBWV860をきくと、なぜかコープマンの演奏姿を思いだしてしまいます。それだけ陽気な音楽だということなのでしょうが。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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クリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律クラヴィーア曲集」。この録音では、フランスはコルマールのウンターリンデン美術館所蔵のヨハネス・リュッカースのチェンバロをひいており、ショルンスハイムの解釈とともに、その音色もききどころのひとつとなっています。これからきくのは嬰ヘ短調の第14番(BWV859)。かわいらしい第13番から気分は一転し、とくにフーガでは、主題の性格もあって沈うつな気分に終始します。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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クリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律クラヴィーア曲集」。今日から第1巻の後半に入り、きくのは嬰ヘ長調の第13番。このBWV858は、プレリュードもフーガも、どことなくかわいらしさがあって、午後のひとときに楽しむにはもってこいの楽曲です。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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復活節後第3日曜日にきくのは、カンタータ「泣き、嘆き、憂い、怯え」。同日のためのカンタータには、このBWV12のほかにBWV103とBWV146がありますが、BWV103とBWV146はピリオド楽器による録音が比較的すくないため、将来を考えて録音のおおいBWV12を選択しました。BWV12はこのブログでは今日で4度めですが、それでもまだ10種ほどのストックがあり、どの録音できくかいろいろ迷ったものの、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちの演奏できくことに。この手のカンタータにおけるヘレヴェーゲは、深い情感の表現もあって、やはり格別の味わいがあります。

CD : HMC 901843(harmonia mundi)

HMC 901843

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クリスティーネ・ショルンスハイムによる「平均律クラヴィーア曲集」。先週からきいているので(日曜日をのぞく)、第1巻は今日きく第12番でちょうど半分おわりということになります。このBWV857のフーガは、アルノルト・シェーンベルクたちの十二音技法を思わせる半音階の主題によるのですが、この前半最後のフーガをきくと、第1巻をしめくくる第24番のフーガが思いおこされます。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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ちょっと時間があいたので、いまきいている「平均律クラヴィーア曲集」つながりで、ヨーハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャーの「アリアドネー・ムジカ」をきいてみたいと思います。フィッシャーは、1656年生まれのドイツの音楽家。バーデン・バーデン辺境伯の宮廷楽長をほぼ半世紀にわたって務め、1746年に亡くなっています。「アリアドネー・ムジカ」は、1702年に出版された、20曲のプレリュードとフーガ、5曲のリチェルカーレからなる曲集。20の調によるプレリュードとフーガは、24の調による「平均律」の先例としてよく紹介されています。

ここできくのは、1948年生まれのドイツのオルガン奏者、ヴォルフガング・バウムグラツの録音(CHRISTOPHORUS CHE 0002-2)。フィッシャーのプレリュードとフーガは、バウムグラツの演奏だと長くても2分6秒(プレリュードとフーガをあわせた時間)。バッハの「平均律」にくらべるとずっと簡素です。なお、オルガンはグラスベルクのルター派教会のそれですが、もともとは、アルプ・シュニットガーがハンブルクの孤児院に建造(1694年)したオルガンで、1788年にグラスベルクに移設されました。録音は1985年です。

CHE 0002-2

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クリスティーネ・ショルンスハイムのチェンバロで楽しんでいる「平均律クラヴィーア曲集」。これからきくのは、2010年録音の1巻から第11番です。このBWV856は、プレリュードもフーガも牧歌的で、天気のよい朝にきくのにふさわしい楽曲。なお、ショルンスハイムのひくのは、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロ(1624年)です。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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先週からきいているクリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律クラヴィーア曲集」。2010年(第1巻)と2011年(第2巻)に録音されたCDから、番号順に楽しんでいます。これからきくのは第1巻の第10番。このBWV855のフーガは、「プレスト」と表示された2声の楽曲(「インヴェンション」を思わせます)で、2声のフーガは「平均律」中これのみです。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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今朝はちょっとした冷え込みはありますが、じつにすがすがしい天気になっています。クリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律クラヴィーア曲集」も、これからきくのは、めぐりあわせよく、そんな天気にぴったりの第1巻第9番。このBWV854は、コーヒーでも飲みながらくつろいで楽しめる曲ですが、プレリュードもフーガもちょっと短いのがざんねんです。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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クリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律クラヴィーア曲集」、これからきくのは第1巻の第8番です。このBWV853、深みのあるプレリュードも、続く高度な技法によるフーガも、どちらもとても情感ゆたか。ショルンスハイムのひくヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロ(1624年)は、そうした曲にぴったりのはずです。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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先週からききはじめた、クリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律クラヴィーア曲集」。第1巻から番号順に楽しんでおり、今週は第1巻の第6番から第12番までをきいていく予定です。今日きくのは第6番(BWV852)で、変化にとんだプレリュード(とちゅうからフーガ)に、めまぐるしい主題のフーガが続きます。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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復活節後第2日曜日にきくのは、クリストフ・コワンたちによるカンタータで、「われは善き牧者なり」です。このBWV85の構成は、アリア(バス)、アリア(アルト)、コラール(ソプラノ)、レチタテイーヴォ(テノール)、アリア(テノール)、コラール(合唱)というつつましいもの。編成も小さめですが、そのかわり、第2曲は「技巧的なヴィオロンチェロ・ピッコロに導かれたアリア」(『バッハ事典』)で、チェロ奏者コワンがこのカンタータを録音したのもこれゆえです(「Cantatas with Violoncelle Piccolo」)。歌手陣は、バルバラ・シュリック、アンドレアス・ショル、クリストフ・プレガルディエン、ゴットホルト・シュヴァルツという、強力な布陣です。

CD : E 8544(Astrée)

E 8544

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