毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のバッハは、カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団の「ブランデンブルク協奏曲集」(ユニバーサルミュージック合同会社 UCBG-9159)から、番号順にきいて(みて)います。今日はその第5番で、独奏は、ヴァイオリンがオットー・ビュヒナー、フルートがパウル・マイゼン、そしてチェンバロ(と指揮)はもちろんリヒターです。オーケストラは、ヴァイオリンが8、ヴィオラが6、チェロが4、コントラバスが2で、これまでよりはスリムな編成になっています。チェンバロのカデンツァでは、リヒターがアゴーギグのない剛直な演奏できかせます。

UCBG-9159

コメント ( 0 )




今夜はひさびさに深夜の投稿です。これからしばしの時間、先日亡くなったクリストファー・ホグウッド(記事は「追悼クリストファー・ホグウッド」)を偲び、ホグウッドの他面をふりかえってみようか、と。ホグウッドというと、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンを、新しい解釈できかせた指揮者というイメージが強いと思います。しかし、上記の追悼記事でもふれたように、活動初期には、デイヴィッド・マンロウのロンドン古楽コンソートのメンバーでもあり、そこで中世・ルネサンス音楽を演奏し、鍵盤楽器だけでなく打楽器やハープなども担当していました。

これからきくのは、そのマンロウたちによる、半世紀近く前の「Music of the Crusades」(DECCA 430 264-2)から、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(ミンネゼンガー)の「パレスチナの歌」です。これは第6回十字軍に従軍し、1229年3月、平和的に聖地エルサレム入場したフォーゲルヴァイデがその感動を歌ったものとされ、中世の歌曲の中でも美しいもののひとつです(じっさいにはフォーゲルヴァイデは途中離脱したようですが)。ここでのホグウッドは、ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)の歌を、ハープで訥々と伴奏しています。

430 264-2

コメント ( 0 )




カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団の「ブランデンブルク協奏曲集」(ユニバーサルミュージック合同会社 UCBG-9159)、これからきく(みる)のはその第4番です。独奏は、オットー・ビュヒナー(ヴァイオリン)、ハンス・マルティン・リンデ(リコーダー)、ギュンター・ヘラー(リコーダー)。オーケストラは、2台のチェンバロをふくむこれまでに準じた編成で、リヒターはここでもチェンバロを弾きつつ指揮をしています。いうまでもないことですが、トゥッティでの2本のリコーダーと弦楽オーケストラのバランスはよくありませんね。

UCBG-9159

コメント ( 0 )




今週は、カール・リヒターが1970年に録画した「ブランデンブルク協奏曲集」(ユニバーサルミュージック合同会社 UCBG-9159)から番号順に楽しんでおり、これからきく(みる)のはその第3番です。ここでのミュンヘン・バッハ管弦楽団は、ヴァイオリンが12、ヴィオラが6、チェロが6、コントラバスが4、チェンバロが2と、いわば弦楽オーケストラというべき編成。リヒターは、第2番と同じくチェンバロを弾きつつ指揮し、第2楽章では即興的な独奏をしています。

UCBG-9159

コメント ( 0 )



   次ページ »