毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とアルノー・ド・パスクアル(チェンバロ)によるオブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ、これからきくのはニ長調の第2番です。このBWV1028もそうですが、ガンバ・ソナタは、週前半にきいていいたグレン・グールドとレナード・ローズのようにチェロとピアノだと、響きがどうしても元気のよすぎるきらいがあります。それにくらべてオリジナルの編成は、ガンバのややくすんだ響きとチェンバロの明晰な響きがあいまって、やはりしっくりきます。

CD : Alpha 168(Alpha)

Alpha 161

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ここしばらくは支流にいりびたっていたので、週後半はひさしぶりに本流(ピリオド楽器による演奏)にもどることにし、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタの第1番(BWV1027)を楽しみます。週前半にはグレン・グールドとレナード・ローズの録音をきいていましたが、これからきくのはもちろんオリジナルの編成で、リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とアルノー・ド・パスクアル(チェンバロ)の演奏です。楽器は、フランソワ・ボダールの2006年製ガンバ(ヨアヒム・テールケの1699年製による)と、フィリップ・ユモーの1979年製チェンバロ(ジャン・アンリ・ジルバーマンによる)。録音は2011年です。

CD : Alpha 168(Alpha)

Alpha 161

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グレン・グールドとレナード・ローズによるガンバ・ソナタ、これからきくのはその第3番。ガンバ・ソナタは、1973年から74年にかけての録音(SONY CLASSICAL SM2K 52615)ですが、ハイメ・ラレードとのヴァイオリン・ソナタと同収録のため、ジャケット写真はそのままグールドとラレードのもの。オリジナルのジャケットにはちゃんとローズも写っており、グールドにあわせるように、同じような低い椅子にすわっています。演奏もグールドあわせて楽しんでいるようで、第3番のソナタでも、ガンバとチェンバロとはまったく異なる音世界で戯れている感じですね。なお、第3番の録音は、第2番と同じ1973年12月です。

SM2K 52615

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昨日に続き、今日きくのもグレン・グールドとレナード・ローズによるガンバ・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ)。音源は、1973年から74年にかけて録音されたもの(SONY CLASSICAL SM2K 52615)で、今日はソナタ第2番です。チェロのローズは、グールドの解釈につきあっているのか、スタッカート気味に演奏しているところもありますが、さすがに第3楽章ではよく歌っています。なお、この第2番の録音は1973年12月におこなわれています。

SM2K 52615

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今週前半のバッハは、グレン・グールドとレナード・ローズによるガンバ・ソナタ。音源は、先週きいていたハイメ・ラレードとのヴァイオリン・ソナタと同収録されたCD(SONY CLASSICAL SM2K 52615)で、1973年から74年にかけての録音です。ローズが奏するのはヴィオラ・ダ・ガンバではなくチェロなので、じっさいにはチェロ・ソナタ。したがって、ガンバとチェンバロというオリジナル編成の響きとは、かなり趣きがちがったものとなっています。なお、第1番の録音は1974年5月です。

SM2K 52615

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三位一体節後第17日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ」。このBWV114は、1724年10月1日に初演された、全7曲からなるいわゆるコラール・カンタータです。原コラールは、ヨハネス・ギーガスの同名コラールで、第1節が第1曲、第3節が第4曲、第5節が第7曲にもちいられています。「湧き起こる活発な序奏」(『バッハ事典』)にはじまる第1曲(コラール合唱)は、ガーディナーたちらしく、じつにいきいきと演奏されています。

CD : SDG 159(SDG)

SDG 159

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今週のバッハは、グレン・グールドとハイメ・ラレードによるヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)を楽しんできました。音源は、1975年から76年にかけて録音された「ヴァイオリン・ソナタ集」(SONY CLASSICAL SM2K 52615)で、これからきくのは第6番のソナタです。アルペッジョとスタッカート、といういつものグールドのスタイルはこのソナタでもきくことができ、これは好みがわかれるところでしょう。ピアノ独奏の第3楽章は、思ったよりもゆっくりめのテンポで、どこかしらユーモラスな味のある演奏となっています。なお、この第6番の録音は1976年1月です。

SM2K 52615

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グレン・グールドとハイメ・ラレードの演奏で楽しんでいるヴァイオリン・ソナタ。1975年から76年にかけて録音されたソナタ集(SONY CLASSICAL SM2K 52615)から番号順にきいており、これからきくのはソナタ第5番です。いつもはグールドの演奏におどろかされるのですが、この第5番では第3楽章冒頭のラレードの演奏にびっくりです。

SM2K 52615

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グレン・グールドとハイメ・ラレードによる「ヴァイオリン・ソナタ集」(SONY CLASSICAL SM2K 52615)、これからきくのはその第4番です。第1、第3楽章の緩徐楽章は、ラレードがのびやかに奏でるなか、グールドはポツポツとスタッカート風。対して第2、第4楽章では力強く、どちらかといえば、ふつうの演奏スタイルに近いものです。

SM2K 52615

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今夜は皆既月食ということで、部分食のはじめから食の最大あたりまで、ぼんやりと眺めていました。その後は所用でみられませんでしたが、観察しやすい方角だったので、じゅうぶん堪能できました。月食をみているときは、音楽のことなどなにも思わなかったのですが、さきほどみた満月に触発され、これからしばし夜にちなんだ音楽でも楽しもうと思います。きくのは、いつものバッハとは気分をかえて、ちょっとベタですがショパンの夜想曲(ノクターン)。ダン・タイ・ソンが1849年製のエラール・ピアノを弾いた、「Chopin Nokturny Dan Thai Son」(Narodowy Instytut Fryderyka Chopina NIFCCD 020)から、何曲かを気のむくままにきいていくことにします。録音は2009年です。

NIFCCD 020

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今朝もすがすがしい天気。これからきく音楽もそれにふさわしい(はずの)、ヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)の第3番です。これまでの同じく、グレン・グールドとハイメ・ラレードによる「ヴァイオリン・ソナタ集」(SONY CLASSICAL SM2K 52615)が音源で、第3番は1975年12月と1976年1月に録音されています。グールドのピアノは、この第3番でもアルペッジョ奏法が顕著で、第3楽章などは、まさに「ハープ(アルパ)」を思わせる音色。グールドにかかると、「田園的でのびやかな曲想」のはずのこのソナタも、ふつうにはきかせてくれません。

SM2K 52615

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一日おくれの台風一過で、今朝は上々の青天がひろがっています。ちょっと冷え込みましたが、空気もすがすがしく、秋らしい気持ちのよい朝になりました。さて、昨日からきいているグレン・グールドとハイメ・ラレードによる「ヴァイオリン・ソナタ集」(SONY CLASSICAL SM2K 52615)、これからきくのは、ソナタ第2番です。この第2番は昨日きいた第1番と同じく、イートン・オーディトリア(カナダのトロントでの)1975年2月の録音。ここでのグールドは風変わりさはほどほどで、ふつうに楽しむことができます。

SM2K 52615

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今週きいていくのは、グレン・グールドとハイメ・ラレードによるヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)です。音源は「The Glenn Gould Edition」というシリーズ中のアルバム(SONY CLASSICAL SM2K 52615)で、これにはヴァイオリン・ソナタとガンバ・ソナタが収録されています。6曲のヴァイオリン・ソナタは、1975年から76年にかけて録音されており、これから楽しむ第1番は1975年2月の録音。ゆったりと、そしてポツポツと弾きだされるチェンバロ声部(もちろんこここではピアノ)には、じつに驚かされます。

SM2K 52615

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三位一体節後第16日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「キリストこそ わが生命」です。このBWV95は、バッハのライプツィヒ初年度のカンタータで、先週きいた「汝なにゆえにうなだれるや、わが心よ」(BWV138)の翌週にあたる、1723年9月12日に初演されています。全7曲中3曲でコラールが引用され、コラール合唱(とレチタティーヴォ)ではじまり、4声体のコラールでおわるという構成のため、翌年度のコラール・カンタータを想起させます。しかし、このBWV95では、第1曲がマルティン・ルター、第3曲がファレリウス・ヘルベルガー、第7曲がニコラウス・ヘルマンと、作者はすべてことなっています。

CD : SDG 104(SDG)

SDG 104

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今週は、カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団が1970年に録画した、「ブランデンブルク協奏曲集」(ユニバーサルミュージック合同会社 UCBG-9159)を楽しんできました。これからきくのは最後となる第6番で、ヴィオラがヘルベルト・ブレンディンガーとインゴ・ジンホーファー、ヴィオラ・ダ・ガンバがオスヴァルト・ウルとハンス・ディーター・クルーゼ、チェロがペーター・シュタイナー、コントラバスがフランツ・オルトナー、そしてチェンバロがリヒターという編成。第1番では40名近かったものが、第2番、第3番と、番号ごとにだんだん編成が小さくなり、この第6番ではとうとうソロ編成になっています。ところで、過渡期ということもあってか、ちょっと妙なヴィオラ・ダ・ガンバが映し出されています。チェロとガンバの折衷的なところが時代をよくあらわしているといえるかも。

UCBG-9159

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