毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




イタリアの鍵盤楽器奏者、ステファノ・モラルディのオルガン作品全集(15CD)。今週はその全集のCD1を収録順にきいており、これからきくのはトリオ・ソナタ第2番(BWV526)です。使用楽器は、トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト建造のヴァルタースハウゼン市教会のオルガン。録音は2013年です。

CD : 95105(BRILLIANT CLASSICS)

95105

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これからきくのは、「われ汝に別れを告げん」(BWV735)。19世紀の筆写譜には、ファンタジアと題されており、ヴァレーリウス・ヘルベルガーの同名コラールにもとづく編曲です。同じくヘルベルガーによる定旋律は、ペダルにあらわれます。音源は、ステファノ・モラルディによるオルガン作品全集(15CD)のCD1で、2013年の録音。オルガンは、T.H.G.トロストが建造した、ヴァルタースハウゼン市教会のそれです。

CD : 95105(BRILLIANT CLASSICS)

95105

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先日、クリストフ・ヴォルフとマルクス・ツェプフの『The Organs of J.S.Bach A Handbook』を紹介したさい、ピーター・ウィリアムズの『The Organ Music of J.S.Bach』を、表題がにているとして言及しました。しかし、『The Organ Music of J.S.Bach』は、それだけですますにはもったいないよい解説本なので、あらためて紹介しておくことにします。手もとにあるのは、『The Organ Music of Bach 2nd edition』で、2003年、ケンブリッジ大学出版から刊行された新版(旧版第1巻と第2巻は1980年、第3巻は1984年)。曲ごとに出典などのデータと解説がつけられており、アルフレート・デュルの『The Cantatas of J. S. Bach』のオルガン版といえる解説本です。このブログでも、その解説を引用している『バッハ事典』は、先行するニ書に負うところが大きいのではないでしょうか。

The Organ Music of Bach 2nd edition

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ステファノ・モラルディによるオルガン作品全集(15CD)から、そのCD1をきいている今週。これからきくのは、パルティータ「おお神よ、汝義なる神よ」(BWV767)で、コラールにもとづく変奏曲(9つの部分からなる)です。原コラールは、ヨーハン・ヘールマンの同名コラール(全8節)。使用オルガンはこれまでと同じく、ヴァルタースハウゼン市教会のオルガン(T.H.G.トロスト)で、録音は2013年です。

CD : 95105(BRILLIANT CLASSICS)

95105

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これからきくのは、変ホ長調のトリオ・ソナタ。音源は、一昨日からききはじめた、ステファノ・モラルディによるオルガン作品全集(15CD)で、このBWV525が収録されているのはCD1です。モラルディが弾く楽器は、ヴァルタースハウゼン市教会のオルガン。トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスが建造したものです。録音(CD1)は、2013年4月29日から5月3日かけておこなわれています。

CD : 95105(BRILLIANT CLASSICS)

95105

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クリストフ・ヴォルフとマルクス・ツェプフ共著の『The Organs of J.S.Bach A Handbook』。同書は、2006年にライプツィヒで刊行(第2版は2008年)されたもので、手もとにあるのは、リン・エドワーズ・バトラーの訳本(2012年)のほうです。これはバッハのオルガン作品を楽しむための、じつによい手引書。バッハが関係するオルガンが網羅され、解説がなされてます。いまきいているステファノ・モラルディが弾く、ヴァルタースハウゼン市教会オルガンも、「おそらく、1732年のカッセルへの旅中、あるいは、1735年、ミュールハウゼンへの旅中に立ち寄った」として、同書128頁に掲載されています。なお、ピーター・ウィリアムズ著『The Organ Music of J.S.Bach』は、表題がにていますが、まったくことなる本です。にたような表題なので、購入あたっては注意が必要です。

The Organs of J.S.Bach A Handbook

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昨日からききはじめた、ステファノ・モラルディによる「J.S.Bach Complete Organ Music」。このオルガン全集(15CD)、これから、おりにふれて楽しむ予定で、まずはCD1をきいています。今日これからきくのは、ニ長調の「われ汝に別れを告げん」(BWV736)。使用オルガンは、T.H.G.トロストによる、ドイツのヴァルタースハウゼン市教会のそれで、録音は2013年です。

CD : 95105(BRILLIANT CLASSICS)

95105

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今週から、おりにふれきいていく予定の、ステファノ・モラルディによる「J.S.Bach Complete Organ Music」。このオルガン全集(15CD)は、歴史的オルガンを弾きわけて録音されたもので、このブログのために購入した、まったくの未聴のアルバムです。今日から楽しむのは、まずCD1(7曲を収録)のイ短調のプレリュードとフーガ(BWV543)。ここでのオルガンは、トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロストが建造(解説書によると1741年。「Trost-Orgel Waltershausen」には1730年)した、ドイツのヴァルタースハウゼンの市教会のそれです。奏者のモラルディは、イタリアの鍵盤楽器奏者、指揮者で、オルガンはミヒャエル・ラドゥレスクに師事したようです。

CD : 95105(BRILLIANT CLASSICS)

95105

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復活節後第2日曜日にきくのは、「イスラエルの牧者よ、耳を傾けたまえ」(BWV104)。「イスラエルの牧者よ……」は、昨年にもカール・リヒターたちによる録音でききましたが、今年は鈴木雅明たちによる録音です。同カンタータのオーケストラの編成は、弦楽と通奏低音、それにオーボエ属。牧歌的なカンタータにつきもののホルンは編成されず、オーボエ・ダ・カッチャ(狩のオーボエ)がそれにかわって、より親密な気分を表出しています。録音(2001年)にあたってのバッハ・コレギウム・ジャパンの編成は、オーケストラが17名、合唱が各パート4名(独唱をふくむ)の計16名となっています。

CD : BIS-CD-1261(BIS Records)

BIS-CD-1261

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今週は、アメリカの鍵盤楽器奏者、ダグラス・アムラインの「Pro Cembalo pleno」(1995年録音)を楽しんできました。こののアルバムは、ペダル・チェンバロ(イギリスのチェンバロ奏者・製作家のコリン・ブースによる)を弾いて録音されたもので、収録曲はすべて、ふつうはオルガンで演奏されるものばかりです。これからきくのは、パッサカリアとフーガ(アルバムの表記は「パッサカリア」)。なれもあるのでしょうが、このBWV582は、ペダル・チェンバロではなく、やはりオルガンでききたいところ。もちろん、ペダル・チェンバロもおもしろくきくことはできますが、空気を揺るがして鳴るオルガンこそ、BWV582にはふさわしく思えます(BWV582がペダル・チェンバロのために作曲されたという説があるにせよ)。なお、フーガの終結直前の全休止には、華麗な即興が入れられています。

CD : PRCD 523(Priory Records)

PRCD 523

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これからきくのは、ダグラス・アムラインによる変ホ長調のプレリュードとフーガ。音源は、1995年録音のアルバム「Pro Cembalo pleno」で、これまでと同じく、ペダル・チェンバロ(コリン・ブース製作)を弾いての録音です。このBWV552のような壮麗なオルガン曲をペダル・チェンバロで弾くと、あたりまえながら量感では劣ってしまいます。そのかわり、アムラインは、プレリュードでは和音の多彩な処理できかせますし、三重フーガもそれぞれの主題の性格が弾きわけられていて、思ったよりも楽します。

CD : PRCD 523(Priory Records)

PRCD 523

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ニコラウス・アーノンクール著の『古楽とは何か』。原著(Musikalische als Klangrede)の出版は1982年で、日本では1997年、樋口隆一、許光俊の訳で音楽之友社から刊行されました。帯には「ヨーロッパ・クラシック界を代表する巨匠の本格評伝」とあるのですが、じっさいは、アーノンクールの論文や、講演、講義の原稿から、みずから選んでまとめた本です。ちなみに、第1章の「音楽と解釈への基本的考察」は、エラスムス賞を受賞(1980年)したさいの講演原稿だということ。訳者あとがきにあるように、アーノンクールは、古楽(思想をふくめた)への無理解と「戦う人」であったため、著書には「随所に時として攻撃的ないしは挑戦的な口調がみられ」ます。アーノンクールのさまざまな録音からも、そうした「攻撃的」あるいは「挑戦的」なところをかいまみることができ、それが批判のもとになることも多々でした。なお、アーノンクールには、『音楽は対話である』という、同趣旨の姉妹書もあります。

古楽とは何か

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今週は、アメリカの鍵盤楽器奏者、ダグラス・アムラインのアルバム「Pro Cembalo pleno」を、収録順に楽しんでいます。この録音(1995年)で使用されているのは、イギリスのチェンバロ奏者・製作家、コリン・ブースによるペダル・チェンバロ。表題のように、豊かで強力な響きが堪能できます。これからきくのは、ト長調のプレリュードとフーガで、ペダル・チェンバロでの演奏も、違和感はほとんどありません。

CD : PRCD 523(Priory Records)

PRCD 523

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アメリカの鍵盤楽器奏者、ダグラス・アムラインがペダル・チェンバロを弾いて録音した「Pro Cembalo pleno」。ペダル・チェンバロによるオルガン曲は、豊かで強力なチェンバロの響きを堪能でき、これからきくドリア調のトッカータとフーガ(BWV538)の、トッカータもそうした音響世界が展開されます。古風なフーガは、チェンバロがオリジナルかと思わせるような、楽器との親和性が感じられ、雄大なポリフォニーを存分に楽しめます。

CD : PRCD 523(Priory Records)

PRCD 523

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昨日からききはじめた、ダグラス・アムラインの「Pro Cembalo pleno」。このアルバムは、アムラインがペダル・チェンバロを弾いて、1995年に録音したもので、今週はこれを収録順に楽しむ予定です。これからきくのは、マニフィカトによるフーガ「わが魂は主をあがめ」(BWV733)。昨日きいた、ペダル・チェンバロによるBWV542は、オルガンとはことなる音響世界を示し、ずいぶん印象がかわりました。しかし、このBWV733ではそういうことはほとんど感じさせず、違和感なくきくことができます。

CD : PRCD 523(Priory Records)

PRCD 523

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