毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




先週からきいている、エマヌエレ・デルッキの「J.S.Bach / D'Albert Piano Transcriptions」(Piano Classics PCL10139)。今週はのこる2曲を今日、明日と楽しみたいと思います。今日きくのは、同調で有名なニ短調と区別するために「ドリア調」と呼ばれるトッカータとフーガ(BWV538)。ピアノのための編曲はこれまでと同じく、スコットランド生まれのドイツ人、オイゲン・ダルベールです。

PCL10139

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復活節後第2日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「われは善き牧者なり」です。このBWV85は1725年4月15日に初演されたカンタータで、アリア(バス)―アリア(アルト)―コラール(ソプラノ)―レチタティーヴォ(テノール)―アリア(テノール)―コラールという、終曲をのぞくと独唱曲が連なる構成。それらを歌うBCJの独唱者は、キャロリン・サンプソン、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイです。

CD : BIS-SACD-1641(BIS Records)

BIS-SACD-1641

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こんなCDを買った!聴いた!」に、「弦楽四重奏版のディヴェルティメント」という投稿があります。この投稿を読んでいたら、気候もよいし、ひさしぶりにニ長調のディヴェルティメント(K136)がききたくなりました。どの演奏できくかはちょっと迷いましたが、選んだのは標記のように鈴木秀美とオーケストラ・リベラ・クラシカによる録音(Arte dell'arco TDK-AD006)。OLCの参加メンバーは、若松夏美、高田あずみ、荒木祐子、竹嶋祐子(以上ヴァイオリン)、森田芳子(ヴィオラ)、鈴木(チェロ)、西澤誠治(コントラバス)です。つまり、ヴァイオリン二部が各2、ヴィオラが1、バスが2という編成がとられています。

TDK-AD006

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今週きいてきたのは、エマヌエレ・デルッキの「J.S.Bach / D'Albert Piano Transcriptions」(Piano Classics PCL10139)。このアルバムにはバッハのオルガン曲のピアノ用編曲が収録されており、来週も続けてきいていきます。今日きくのはヘ短調のプレリュードとフーガ(BWV534)。ここでのオイゲン・ダルベールの編曲はゴシックというか、じつに重々しく音を積み上げています。

PCL10139

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今日もきくのは、エマヌエレ・デルッキによるピアノで、イ長調のプレリュードとフーガ(BWV536)。このプレリュードとフーガはオルガン曲ですが、アルバム表題の「J.S.Bach / D'Albert Piano Transcriptions」(Piano Classics PCL10139)が示すように、スコットランド生まれのドイツのピアノ奏者、作曲家であるオイゲン・ダルベール(1864年~1932年)のピアノ用編曲での演奏です。録音は2017年です。

PCL10139

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『楽譜から音楽へ』は、フルート奏者バルトルド・クイケンの著作で、2018年、道話書院から出版されました。副題として「バロック音楽の演奏法」とありますが、「古楽(Early Music)をどのように演奏するかを解説した実践的な手引書ではない」(同書「はじめに」)とのこと。このブログで紹介したトン・コープマン著の『トン・コープマンのバロック音楽講義』との共通性は、ここに唯一無二の「こたえ」がないところでしょうか。ともかく、一愛好家にも読みやすく、さまざまなテーマが論じられ、「聴衆の態度」という項目もあります。なお、この本で一番驚かされたのはⅢ頁にある、松尾芭蕉の「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」のことば。バルトルドが、これを前々から知っていて引用したものなのか、とても気になるところです。

楽譜から音楽

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これからきくのは、エマヌエレ・デルッキによるヘ長調のトッカータとフーガ。「J.S.Bach / D'Albert Piano Transcriptions」(Piano Classics PCL10139)と題されたアルバムに収録されたもので、オイゲン・ダルベール(1864年~1932年)によってピアノ用に編曲されたものです。デルッキのピアノは1906年のスタインウェイD、つまりダルベールの時代の楽器で、現代のそれとはことなった響きを楽しむことができます。

PCL10139

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今週のバッハは、エマヌエレ・デルッキの「J.S.Bach / D'Albert Piano Transcriptions」(Piano Classics PCL10139)。このアルバムに収録されているのは、オイゲン・ダルベール(Eugen[Eugène] Francois Charles d'Albert)よる、バッハのオルガン曲のピアノ用編曲で、収録曲の8曲を順番にきいています。編曲者のダルベールは、1864年、スコットランド生まれのピアノ奏者、作曲家。しかし、ドイツの音楽文化に心酔しドイツに移住し、スコットランドでの初期のキャリアを否定して、自己をドイツ人だとみなした変わり種です。そんなダルベールの編曲、これからきくのはト長調のプレリュードとフーガ(BWV541)です。

PCL10139

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昨日に続き、今日もきくのはエマヌエレ・デルッキのピアノ。きいているのは「J.S.Bach / D'Albert Piano Transcriptions」(Piano Classics PCL10139)と題されたおもしろい企画のアルバムで、これにはオイゲン・ダルベールよるピアノ編曲が8曲(原曲はすべてオルガン曲)収録されています。今日きくのはハ短調のファンタジーとフーガ(BWV537)で、「悲痛、かつ高貴な気分をたたえた作品」(『バッハ事典』)です。

PCL10139

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今週から来週にかけてきいていくのは、エマヌエレ・デルッキの「J.S.Bach / D'Albert Piano Transcriptions」(Piano Classics PCL10139)です。デルッキは、1987年生まれのイタリアのピアノ奏者、作曲家で、表題の「D'Albert」とは、オイゲン・ダルベール(1864年~1932年)のこと。きいていくアルバムはそのダルベールによる編曲集で、今日これからきくのはオルガンのためのニ長調のプレリュードとフーガ(BWV532)です。

PCL10139

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復活節後第1日曜日にきくのは、ゲオルク・クリストフ・ビラー指揮、トマス合唱団、ゲヴァントハウス管弦楽団による「死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ」(Rondeau Production ROP4045)です。このBWV67が収録されたアルバム(2013年録音)は、教会暦にあわせたバッハ・カンタータのシリーズの第5巻で、ほかにBWV4、BWV31がも収録されています(ほかにビラーの作品も)。ビラー(1955年生)は1992年からトマス・カントールの職にありましたが、2015年をもって退いています(ちなみに、後任は1952年生まれのゴットホルト・シュヴァルツ)。したがって、このシリーズは、トマス・カントールとしてのビラーの集大成とでもいうべきものです。

ROP4045

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クリストフ・ルセのチェンバロできいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収のデュエット。一昨昨日から番号順にきいてきたので、これからきくのはイ短調のデュエットということになります。このBWV805はうねうねとした長い主題をもつフーガ。フーガの主題だけでなくフーガそのものも長く、永遠に続くのではないかと思わせます。なお、ルセの弾くのはアンリ・エムシュによるオリジナル・チェンバロ(1751年)で、美しい響きが堪能できます。

CD : 433 054-2(L'OISEAU-LYRE)

433 054-2

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これからきくのは、クリストフ・ルセのチェンバロによるト長調のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)です。このBWV804、同じト長調のインヴェンション第10番と共通したところがあり、戯れるような軽快さがあります。ルセの弾くチェンバロは、アンリ・エムシュの手になる1751年製の楽器。録音は1990年です。

CD : 433 054-2(L'OISEAU-LYRE)

433 054-2

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昨日からきいているクリストフ・ルセによるデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)、今日これからきくのはヘ長調のデュエット(BWV803)です。昨日のホ短調は「ぐるぐる」と「ふわふわ」で、ちょっとして酩酊感を覚えるものでしたが、ヘ長調は一転して堅固なフーガ。フーガの中間部では第2主題がカノン風に展開され、ほんの一瞬、「音楽の捧げもの」を想起させられるところがあります。

CD : 433 054-2(L'OISEAU-LYRE)

433 054-2

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今日から週末にかけてきくのは「4つのデュエット」。このデュエットは「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収された曲ですが、コラールとは無関係と思われる小品です。とはいえ、「4」にまつわる何らかの宗教的象徴が込められているのかもしれず、さまざまな説が提唱されています。それはともかく、これからきくのは番号順にホ短調のデュエット(BWV802)。演奏はクリストフ・ルセのチェンバロ(1990年録音)で、使用楽器はアンリ・エムシュの1751年製です。

CD : 433 054-2(L'OISEAU-LYRE)

433 054-2

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