毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




復活節第3日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「われは生く、わが心よ、汝の憂いは喜びと化さん」です。このBWV145は、1729年4月19日に初演された全5曲からなるカンタータで、音楽は、二重唱、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、コラールという構成。アリアはどちらも華やかで、とくに第3曲はトランペット、フルート、2部のオーボエ・ダモーレとヴァイオリン、それに通奏低音をともなうもので、彩り豊かなバスのアリアとなっています。

CD : BIS-SACD-1941(BIS Records)

BIS-SACD-1941

コメント ( 0 )




復活節第2日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「われらと共に留まりたまえ」。このBWV6は、1725年4月2日に初演された全6曲からなるカンタータで、合唱曲にはじまり、アリア、コラール、レチタティーヴォ、アリア、コラールと続きます。第3曲のソプラノ(ここでは野々下由香里)によるコラールは、のちに「シュープラー・コラール集」の「ああ、われらとともに留まりたまえ、主イエス・キリストよ」(BWV649)に転用されました。録音は2006年です。

CD : BIS-SACD-1611(BIS Records)

BIS-SACD-1611

コメント ( 0 )




復活節第1日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「復活節オラトリオ」(BWV249)。このオラトリオはバッハの受難曲やクリスマス・オラトリオとくらべると構成は小さく、カンタータと同じくらいで、4人の登場人物(ヤコブの母マリア、マグダラのマリア、ペテロ、ヨハネ)のみによって物語が進行します。役を歌う4人の独唱者(うち3人は合唱も)のほか、モンテヴェルディ合唱団は23人、イングリッシュ・バロック・ソロイスツは30人という編成。三大祝日にふさわしい大きめな編成での録音です(とはいえ、ライプツィヒでのバッハの手兵ではこれだけの編成はとれませんが)。なお、第2曲アダージョの独奏はオーボエで、録音は2013年です。

CD : SDG 179(SDG)

SDG 719

コメント ( 0 )



   次ページ »