毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




アンナー・ビルスマが1992年に録音した6曲の無伴奏チェロ組曲。今週はその録音を番号順(収録順)に楽しんでおり、今日これからきくのは第5番です。1979年の録音では楽器をふくめてピリオドにこだわったもでしたが、1992年の録音は、いわゆるモダンの楽器、ストラディヴァリウス「セルヴェ」をもちいての録音です。この「セルヴェ」との出会いについては、アルテスパブリッシングから出版された『バッハ・古楽・チェロ アンナー・ビルスマは語る』にも掲載(53頁あたり)されており、「最高」の楽器だったことが語られています。

CD : S2K 48 047(SONY CLASSICAL)

S2K 48 047

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台風の接近で、昨夜あたりから風が強くなってきました。今朝もかなりの風が吹いていましたが、セミたちは少数とはなっても、まだまだがんばって鳴いています。明日の朝はどうなっているのかわかりませんが、セミの声をきくかぎりでは、夏は過ぎ去ろうとしている感じです(じっさいには台風一過でまた猛暑日のようですが)。

さて、これからきくのは追悼(2019年7月25日死去)としてきいている、アンナー・ビルスマによる6曲の無伴奏チェロ組曲から、その第4番。盤は1992年録音の新録のほうで、ストラディヴァリウス「セルヴェ」を弾いての録音です。旧録のほうが世評高いのですが、こちらも伸縮自在な演奏で、きいていて、ちがった楽しみがあります。

CD : S2K 48 047(SONY CLASSICAL)

S2K 48 047

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今週のバッハは、アンナー・ビルスマが1992年に録音した6曲の無伴奏チェロ組曲を楽しんでいます。1979年録音とのちがいは、いわゆるモダン仕様のチェロ(ストラディヴァリウス「セルヴェ」)での録音という点。その楽器のちがいと、ビルスマのたゆまぬ研究もあって、表現もずいぶんかわっています。一聴してわかるのはテンポ。これからきく第3番でも、メヌエットではかなりのスピード感です。もちろん、ただ速いだけでなく、じつに融通無碍で、きく者をとても楽しませてくれます。

CD : S2K 48 047(SONY CLASSICAL)

S2K 48 047

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昨日からききはじめた、アンナー・ビルスマの無伴奏チェロ組曲。ここできくのは1992年の新録で、1979年の旧録とちがい、いわゆるモダン仕様のチェロ(ストラディヴァリウス「セルヴェ」)での録音です。ピリオド・アプローチの姿勢はかわりませんが、これからきく第2番もそうですが、プレリュードでの情感豊かな表現は、楽器の響きに触発されたところもあるのかもしれません。

CD : S2K 48 047(SONY CLASSICAL)

S2K 48 047

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今週きいていくのは、アンナー・ビルスマによる6曲の無伴奏チェロ組曲です。2019年7月25日に亡くなったビルスマ追悼の第2弾ということで、番号順どおり今日の第1番からきいていきます。音源は、すでにこのブログできいている旧録(1979年)ではなく、新録(1992年)のほう。新録での使用楽器は、第6番をのぞき、いわゆるモダン仕様のチェロで、アントニオ・ストラディヴァリによる「セルヴェ」(1701年)です。

CD : S2K 48 047(SONY CLASSICAL)

S2K 48 047

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今日は三位一体節後第8日曜日。ふだんならカンタータをきくのですが、これからきくのは、今週後半からききはじめたパラディアン・アンサンブルによるトリオ・ソナタの続きです。ここでのトリオ・ソナタの原曲は、オルガンのためのソナタ第5番(BWV529)で、編曲にあたって、ハ長調からヘ長調に移調されています。アンサンブルのメンバーは、レイチェル・ポッジャー、パメラ・トービー、ズザナ・ハインリヒ、ウィリアム・カーター。1994年の録音なので、すでに四半世紀が経過したわけですが、そのみずみずしい演奏はいまでも楽しめます。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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今日これからきくのは、一昨日から楽しんでいる、パラディアン・アンサンブルによるトリオ・ソナタです。原曲はオルガンのためのソナタで、今日きくソナタはその第1番(BWV525)を編曲したものです。編成はこれまでと同じく、ヴァイオリン(レイチェル・ポッジャー)、リコーダー(パメラ・トービー)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(ズザナ・ハインリヒ)、撥弦楽器(ウィリアム・カーター)。つまり、ヴァイオリンとリコーダーという二つの旋律楽器と、ガンバと撥弦楽器の通奏低音のためのトリオ・ソナタということになります。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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すでに真夏日の朝にきくのは、パラディアン・アンサンブルによるト長調のトリオ・ソナタです。この曲は、オルガンのための変ホ長調のソナタ第1番(BWV525)を、アンサンブル用に編曲にしたもの。編成はヴァイオリン(レイチェル・ポッジャー)、リコーダー(パメラ・トービー)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(ズザナ・ハインリヒ)、撥弦楽器(ウィリアム・カーター)で、録音は四半世紀まえの1994年です。ポッジャーもまだ26歳ころで、ジャケット写真も初々しいです。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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今日から楽しむのは、パラディアン・アンサンブルによるトリオ・ソナタ集。1994年録音のアルバムには、オルガン用ソナタの編曲が4曲、「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収の4曲のデュエット、「ゴルトベルク変奏曲」の低音主題にもとづく「14のカノン」が収録されていますが、ここできくのは、ヴァイオリン、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、撥弦楽器のために編曲されたトリオ・ソナタ4曲。今日から収録順にきくこととし、まずはBWV530にもとづく編曲(原曲ト長調をハ長調に)を楽しみます。奏者は、レイチェル・ポッジャー、パメラ・トービー、ズザナ・ハインリヒ、ウィリアム・カーターです。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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先週後半から番号順(収録順)にきいてきた、ジャネット・ソレルとアポロズ・ファイア(クリーブランド・バロック・オーケストラ)による「ブランデンブルク協奏曲集」。今日これからきくのは第6番(BWV1051)で、これのみ2000年の録音です。アポロズ・ファイアは、第3番と同じく、各パート一人で編成されており、ここでは橋爪美穂はビオラで参加しています(ほかの5曲はヴァイオリン)。なお、同時収録のチェンバロ協奏曲第1番と同第5番は、またの機会に楽しむことにします。

CD : AV2207(Avie Records)

AV2207

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セミが盛大に鳴く中きくのは、ジャネット・ソレルとアポロズ・ファイア(クリーブランド・バロック・オーケストラ)によるブランデンブルク協奏曲の第5番(BWV1050)です。ここでの独奏者は、チェンバロがソレル、フルートがマイケル・リン、ヴァイオリンがシンシア・ロバーツ。トゥッティは、ヴァイオリンが3、ヴィオラが2、チェロが1、コントラバスが1という編成です。ソレルはときおりさらりとした即興をまじえての演奏。独奏者3人による中間楽章のアフェットゥオーソは、まさに情感豊かで楽しめます。録音はこれまでと同じく1999年です。

CD : AV2207(Avie Records)

AV2207

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先週後半からききはじめた、ジャネット・ソレルとアポロズ・ファイア(クリーブランド・バロック・オーケストラ)による「ブランデンブルク協奏曲集」。今週前半にきいていくのは、第4番、第5番、第6番の3曲です。まだ熱気ののこる今夕に楽しむのは第4番(BWV1049)。独奏者は、ヴァイオリンがシンシア・ロバーツ、リコーダーがマイケル・リンとキャシー・リンで、弦楽と通奏低音は11名で編成されています。録音は1999年です。

CD : AV2207(Avie Records)

AV2207

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三位一体節後第7日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「飢えたる者に汝のパンを分かち与えよ」です。このBWV187は、1726年8月4日に初演された2部からなるカンタータ(第1部が3曲、第2部が4曲)。第1曲は、28小節におよぶ序奏(間奏も18小節)に導かれる、バッハらしい合唱フーガで、BCJの合唱(独唱者をふくむ13名編成)はこれを整然と、そして力強く歌っています。録音は2009年です。

CD : BIS-SACD-1801(BIS Records)

BIS-SACD-1801

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ここのところ猛暑日続きで、「暑い」というのも億劫になるほど。近所でも、日中出歩くひとはまばらで、真夏日はしかたないとしても、猛暑日は勘弁してほしいものです。さて、ジャネット・ソレルとアポロズ・ファイア(クリーブランド・バロック・オーケストラ)の演奏で楽しんでいる「ブランデンブルク協奏曲集」。これからきくのは第3番(BWV1048)です。第3番の演奏で気になるのは、第2楽章のアダージョ。記譜されているのは和音のみで、これをどう解決するかが奏者のきかせどころです。ソレルの即興をきかせるのかと想像しましたが、じっさいはソレルのチェンバロに弦がちょこちょこ参加するかたちで、これはちょっとめずらしいかもしれません。録音は1999年。すでに20年が経過したのですね。

CD : AV2207(Avie Records)

AV2207

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昨日からききはじめた、ジャネット・ソレルとアポロズ・ファイア(クリーブランド・バロック・オーケストラ)による「ブランデンブルク協奏曲集」。1999年に録音されたCDを、収録順でもある番号順に楽しんでいく予定で、昨日の第1番に続き、今日きくのは第2番です。このBWV1047の独奏者は、トランペットがジョン・シーセン、リコーダーがマイケル・リン、オーボエがゴンサロ・ルイス、ヴァイオリンがシンシア・ロバーツ。ソレルのチェンバロをふくめ、トゥッティの弦と通奏低音は12名で編成されています。

CD : AV2207(Avie Records)

AV2207

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