今週きいていくのは、アナ・ゲッケルによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(NoMadMusic FF003)です。2017年に録音されたゲッケルのアルバムでは、ソナタ第1番、パルティータ第1番、ソナタ第2番というふうに、3曲のソナタと3曲のパルティータがBWV順に収録されており、今夜のソナタ第1番(アダージョ―フーガ―シチリアーノ―プレスト)からその番号順できいていきます。
ゲッケルは、1992年、マルセーユ生まれのヴァイオリン奏者。公式サイトのPVでは、このバッハの録音についてのインタビューを視聴することができます。インタビューの映像では、録音セッション(おそらく)での演奏も映しだされており、そこからバロック弓をもちいての演奏だということがわかります。たしかに、はじめてきいたとき、ピッチはちがえど、ピリオド楽器での演奏かと一瞬錯覚させられました。