毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週きいていくのは、マティアス・マウテアンサンブル・カプリースによる6曲のブランデンブルク協奏曲(2011年録音)です。CDには同協奏曲が番号順に収録されているのですが、おもしろいのは、ドミートリイ・ショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」の7曲を、それぞれの協奏曲の前奏曲あるいは後奏曲としておいていること。たとえば、これからきく第1番(BWV1046)のまえには、イ長調の第7番のフーガがおかれており、これがじつに違和感なくバッハの音楽へと誘います。ショスタコーヴィチだけでなく、第1番ではそのテンポにも驚かされますが、ともかくこれから18分ばかり、楽しい時間がもてそうです。

CD : AN 9996-7(ANALEKTA)

AN 9996-7

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待降節第1日曜日にきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」。同名のカンタータは2曲が伝承されていますが、これからきくのはBWV62(全6曲)のほうで、1724年12月3日にライプツィヒで初演されています。同カンタータは、マルティン・ルターの同名コラール(全8節)にもとづく、いわゆるコラール・カンタータですでの、第1曲と第6曲はコラールの第1節と第8節がそのまま歌詞としてあてられています。ヘレヴェーゲたちの録音は1996年。管弦楽と合唱はコレギウム・ヴォカーレ・ヘント、独唱はジビラ・ルーベンス、サラ・コノリー、クリストフ・プレガルディエン、ペーター・コーイです。

CD : HMC 901605(harmonia mundi)

HMC 901605

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