毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のバッハは、クロアチアのヴァイオリン奏者、ボヤン・チチッチの「Bach / Partitas & Sonatas」(2021年録音)を楽しんでいます。アルバムには表題どおり、6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータが収録されており、これからきくのは4曲目に収録されたソナタ第1番(BWV1001)です。パルティータとちがい、ソナタはすべて4楽章構成。それぞれ第2曲にはフーガがおかれています。

CD : DCD34300(Delphian Records)

DCD34300

コメント ( 0 )




今宵、バッハをはなれて楽しむのは、ジルヴィウス・レーオポルト・ヴァイスのリュート・ソナタです。「バッハをはなれて」といっても、ヴァイスは1687年生まれ、そして1750年に亡くなっており、バッハとも親交があったので、たいして「はなれて」はいませんが。きくのは、ヴォルフガング・リュプサムが2019年に録音した「Weiss / Sonatas」(Brilliant Clasiics 95509)。解説書に「Sonatas for Lute transcribed by Wolfgang Rübsam」とあるように、リュプサムはリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)のために編曲し、弾いています。弾いている楽器は、おそらくキース・ヒル製のリュート・チェンバロ。最はほとんど(というよりすべて)、この楽器で録音しているようです。バッハもリュートは弾けなかったようですから、同じようにしてヴァイスの曲を楽しんでいたかもしれません。

95509

コメント ( 0 )




ボヤン・チチッチのヴァイオリンできいている、6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。2021年録音の「Bach / Partitas & Sonatas」から収録順にきいており、これから楽しむのは、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(BWV1006)です。パルティータ第1番と第2番は、きくだけでも緊張を強いられますが、この第3番は例外。緊張から解放され、楽しむことができます。

CD : DCD34300(Delphian Records)

DCD34300

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、ボヤン・チチッチの「Bach / Partitas & Sonatas」(2021年録音)。6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを収録したアルバムは、めずらしく、3曲のパルティータ、3曲のソナタという収録順(アルバムの表題もそうなっていますね)で、ここではその順番どおりに楽しみます。今日きくのは無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)。いうまでもなく、有名なチャッコーナ(シャコンヌ)をもつパルティータです。

CD : DCD34300(Delphian Records)

DCD34300

コメント ( 0 )




今週きいていくのは、ボヤン・チチッチによる6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータです。チチッチは、1979年、クロアチアのザグレブ生まれのヴァイオリン奏者。パリ国立高等音楽・舞踊学校、ギルドホール音楽演劇学校でヴァイオリンを学び、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)などでリーダーを務めています。アルバムは2021年の録音。めずらしく番号順に、3曲のパルティータ、3曲のソナタという順で収録されており、ここでもその収録順どおり、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番(BWV1002)から楽しむことにします。

CD : DCD34300(Delphian Records)

DCD34300

コメント ( 0 )




三位一体節後第10日曜日にきうのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」(BWV102)です。このカンタータは1726年8月25日の初演。第1部4曲、第2部3曲からなるカンタータです。ヴェルナーの録音(ERATO 2564 61401-2)は、半世紀以上が経過した1971年で、音的にはそれほどよくはありません。管弦楽と合唱はいつものように、ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団とハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団。独唱者はバーバラ・シェーラー、テオ・アルトマイヤー、ブルース・アーベルです。

2564 61401-2

コメント ( 0 )




今朝のバッハは、ハンス・オットーの「Die Grosse Silbermanorgel des Domes Zu Freiberg」から、ハ長調のプレリュードとフーガ(BWV545)です。オットーが弾いているのは表題どおり、フライベルク大聖堂のジルバーマン・オルガン。録音は1979年で、オットーは録音時、同大聖堂の教会音楽監督、オルガン奏者でした。録音からはすでに40年ほど経過しているわけですが、音の状態もまずまずで、いまでもじゅうぶん楽しめます。

CD : C37-7004(DENON)

C37-7004

コメント ( 0 )




「山の日」の夕べに楽しむのは、「山」にちなんで、バロック初期の巨匠、クラウディオ・モンテヴェルディのマドリガーレ。monteverdi(monteverde)=緑の山で、日本の苗字風にいえば「緑山」、あるいや「青山」というところでしょうか。モンテヴェルディといえば、「オルフェオ」などの音楽劇でしょうが、さすがに長いのでマドリガーレから何曲か。きくのはナイジェル・ロジャースたちによる「Monteverdi & d'India: Madrigals」(Warner Classics 9029651587)。このアルバムはもともと「Manieristische Madrigale」という表題が付けられていたのですが、わかりにくい表題がきらわれての変更かもしれません。表題を「(誇張をふくむ)高度な技法のマドレガーレ集」と解釈すれば、アルバムに収録されたマドリガーレは、まさにそんな曲が集められています。お気に入りの「いまや、天も地も風も静まり」もそうですね。ロジャースと共演するのは、キアロスクーロとロンドン・バロック。録音は1981年です。

9029651587

コメント ( 0 )




今日と明日きくのは、ドイツのオルガン奏者、ハンス・オットーの「Die Grosse Silbermanorgel des Domes Zu Freiberg」(フライベルク大聖堂のジルバーマン大オルガン)。アルバムにはコラール編曲や自由曲が13曲収録されていますが、ここできくのは2曲のプレリュードとフーガです。今日きくのはト短調のプレリュードとフーガ(BWV535)で、録音は1979年。オットーは、1922年のライプツィヒ生まれで、1996年にフライベルクでなくなっています。

CD : C37-7004(DENON)

C37-7004

コメント ( 0 )




今週きいているのは、アンドルー・アーサー(チェンバロ)とハノーヴァー・バンドの「チェンバロ協奏曲集」(2019年、2022年録音)。このアルバムは同メンバーによる第2集にあたり、収録曲を順番に楽しんできました。これからきくのはヘ長調の第6番(BWV1057)。同曲はブランデンブルク協奏曲第4番からの編曲で、原曲と同じく2本のリコーダーが編成されています(リコーダーはレイチェル・ブラウンとレイチェル・ベケット)。アーサーたちの第2集の録音は、第1集と同じように色彩が淡いのですが、2本のリコーダーがくわわることで、色彩が一気に豊かになった感じです。

CD : SIGCD764(Signum Records)

SIGCD764

コメント ( 0 )




まだ涼しいうちに、と朝にきいているバッハ。ざんねんながら、すでに外気は35度で窓を開けることもかなわず、やはりエアコンのお世話になります。さて、これから楽しむのは、アンドルー・アーサー(チェンバロ)とハノーヴァー・バンドによるチェンバロ協奏曲集第5番(BWV1056)です。この協奏曲は魅惑的な第2楽章のラルゴ(解説書ではアダージョ、筆写譜によってはアダージョと記入)で人気。弦楽のピッツィカートのもと、アーサーが美しい旋律を紡いでいきます。録音は2019年、2022年です。

CD : SIGCD764(Signum Records)

SIGCD764

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、アンドルー・アーサー(チェンバロ)とハノーヴァー・バンドの「チェンバロ協奏曲集」。2019年、2022年に録音されたアルバムは、アーサーたちの同曲集の第2集にあたり、第2番、第5番、第6番と、昨日きいたブランデンブルク協奏曲第5番が収録されています。今日きくのは収録順どおり、美しいシチリアーノをふくむ第2番(BWV1053)。室内楽的編成ということもあり、やや淡彩な印象をうけますが、じゅうぶん美しい演奏です。

CD : SIGCD764(Signum Records)

SIGCD764

コメント ( 0 )




今日からきいていくのは、アンドルー・アーサーハノーヴァー・バンドの「チェンバロ協奏曲集」。昨年の11月には同メンバーの第1集(第1番、第3番、第4番、第7番)をきいており、今回のものは第2集にあたるアルバムです。第2集には第2番、第5番、第6番と、ブランデンブルク協奏曲第5番(BWV1050)を収録。ここでは収録順にBWV1050から楽しむことにします。独奏者は、レイチェル・ブラウン(フルート)、テレサ・カウドル(ヴァイオリン)、アーサー(チェンバロ)。録音は2019年、2022年です。

CD : SIGCD764(Signum Records)

SIGCD764

コメント ( 0 )




三位一体節後第9日曜日にきくのは、フリッツ・レーマンたちによるカンタータ「主よ、汝のしもべの審きにかかずらいたもうなかれ」(Eloquence 482 7642)です。このカンタータは、1723年7月25日の初演。合唱曲、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、アリア、コラールという全6曲からなっています。レーマンたちの録音は1952年。合唱と管弦楽は、ベルリン・モテット合唱団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。独唱者はグントヒルト・ウェーバー、ローレ・フィッシャー、ヘルムート・クレープス、ヘルマン・シェイです。録音からすでに70年ほどが経過しており、録音は鮮度があるとはいえません。が、演奏は真摯そのもので、ききごたえがあります。

482 7642

コメント ( 0 )




これからきくのはト短調のポロネーズ(BWV Anh.119)。この曲は「アンナ・マクダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」に所収されており、アンナ・マクダレーナが筆写したものです。作曲者はわかっていません。演奏はこれまでどおり、ピーテル・ヤン・ベルダーで、コルネリス・ボム製作(リュッカース・モデル)のチェンバロを弾いての録音(1999年)です。

CD : 93098(Brilliant Classics)

93098

コメント ( 0 )



« 前ページ 次ページ »