アダンは海岸と集落を隔て、防砂、防風の役を
果たします。
奄美の海岸にはつきものです。木陰に入り目の前に
垂れ下がったアダンの葉の隙間から蒼い海を眺めて
涼をとれば南国気分が味わえます。
おいしそうですが、食べません。
アダンの木の根元には夥しい数のやどかりが、
枯れ落ちた葉の下でカサカサと動いていました。
落ちた実を食べたあともあります。
大小さまざま、それぞれに名前をつけたひとも、
それを覚えるひともひともえらい。
かたつむりのような小さな一匹に
カメラを近づけたら、身をすくめ、昇りかけの岩から
砂の上に転げ落ちた。ヤクルトの容器を借りた
やどかりは見つからなかった。
浜では、海を眺めるのが一番だ。