きのう、名瀬市大熊(だいくま)で開かれた豊年相撲大会を見に行きました。公民館前の広場にはこのような土俵があり、奄美各地の集落でみることができます。
きのうは奄美の各地で豊年相撲大会が行われていました。
招かれた、集落のお年寄りたちの前、熱戦が繰り広げられます。お年寄りたちは皆、正装です。行事さんの服装にも伝統が感じられます。このときはお昼ごろ。中学生の取り組みでした。本格的なまわしをしています。場内には放送席も設けられ、大勢の観客が熱心に見まもります。
テントの下のゴザにあぐらをかいて熱心に取り組みを見つめる地元の相撲好きのおじさん。肩に力が入ります。肩に入った力が肘からあぐらの膝に伝わり体が東へ西へ傾きます。時には腕を組んだまま、首だけが正面に傾きます。(よっし、うん)
取り組みが終わるたびにおじさんは「あっげー」と言って、肩のタオルで汗をぬぐい、時々焼酎を飲み、また背筋を伸ばして次の取り組みを待ちます。後ろの観客の人たちにする取り組みの短い「解説」も的確です。「ほんとに楽しそうですねー。」大一番では「あげー」は取り組みの最中連発されます。それは、大勢の観客のどよめきをリードしているかのようです。
最近は、こうした奄美の伝統行事や、文化にも関心をよせる観光客の人たちも増えました。