早く相撲の話題をきりあげないと、あと2週間ほどで、今年も終わってしまいます。
年があけまして、奄美大島にヒカンザクラが咲き出すころには初場所が始まります。
平成19年1月7日~ 1月21日 東京両国国技館
初切(しょっきり)の「初」は「始め」、「切」は「終わり」の意味でありましまして、物事の初めという意味でもあります。
江戸時代から行われているものでございます。
初切は、幕下以下の力士2人と行司の3人で行われまして、これは本来、相撲の取組の前に、決まり手であります四十八手や禁じ手を、おもしろおかしくご紹介するものでありましたが、現在では、おもに笑いのほうに重点がおかれているようでございます。
花相撲(花=祝儀、本場所以外の臨時)や、巡業などでしか見ることができない初切は、やはり徳之島場所でもたいへん人気がありました。
顔面に力水をふきかけられた力士があおいハンカチで額の汗をぬぐうといった具合のパフォーマンスです。しゃべりもジャッカンあります。
Shokkiri,Comic sumo showtime
a comical display of kimarite (illegal sumo acts)
This is performed by two young wrestlers and gyoji (referee) on the ring, during jyungyo tours.
実は十両や幕内の取り組みの中にも、これに似たところがジャッカンありまして、たとえば、横綱朝青龍が、塩をお客さんのほうへ向けて撒くとか、力水のかわりに塩を入れて出す力士、それを飲むまねをしてみせる力士とか。それを見るのも巡業の楽しみであります。
また、東西の花道の入り口に行きますと、次つぎに登場する力士と行司の会話や力士同士の冗談などもじかに聞けて、マス席より、こっちのほうがよい、と思ったものであります。
2日目、後半、実行委員長のお好みによります、幕内力士選抜トーナメントは、懸賞として闘牛一頭がかかっておりました。
相撲美の極といわれます、横綱の土俵入りが終わって、一回戦、早々と朝青龍の登場であります。
中指の先の塩をちょびっと撒いて仕切に向かう朝青龍。土砂降りの雨が気になります。特設テント。
見おうて!と言った、あの行司がズッコケます。そのまま、腰を曲げ頭をズズーと下げ、軍配を土俵につけ、しりもちをつきそうなパフォーマンス。
これには、朝青龍も笑いが止まりません。相撲に負けてしまい早々とトーナメントから敗退したのであります。
帰りの飛行機が気になっていたのでしょうか。
只今より、決定戦であります。
ジョー内アナウンスは、プロレスのそれとは、はっきりと区別できるのであります。
闘牛一頭は、白鵬が黒海をやぶって獲得しました。
ここで予言です。初場所白鵬の優勝は間違いありません。
花道の入り口で柔軟体操をしたり、ファンサービスをする白鵬をまじかに見てそう思ったのであります。
大相撲徳之島場所は2日間で7000人以上の観客があったとも聞きましたが、
あなたの街に、あなたが勧進元になって大相撲巡業を主催すると、どのくらいの費用がかかるか知りたいと思うかたは、
これで大相撲徳之島場所Tokunoshima jyungyo tourの話題は、一応おわりです。