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大相撲徳之島場所 やぐら太鼓

2006年12月12日 | スポーツ

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一般的な大相撲の地方巡業については、こちらをご覧下さい。

日本相撲協会 巡業の1日

徳之島巡業は、それに先立ち、徳之島町井之川にある第46代横綱朝潮の銅像の前で横綱朝青龍の奉納土俵入りが、ありました。
それ以外はほぼ同じです。

2006.12.08
大相撲徳之島場所、大成功

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初日

序二段、三段目、幕下の取り組みのあと、

幕下力士対地元力士の決勝5人抜き(引き分け)とつづき、

初切(しょっきり)

相撲甚句

十両土俵入りのあと

櫓(やぐら)太鼓の打ち分け実演がありました。

櫓(やぐら)については、Wikipedia 櫓をご覧下さい。
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ただ今より櫓太鼓の打ち分けであります。

櫓太鼓は、本来ならばむこう両国にあります、16メートルの櫓の上で打つものでございますが、本日は趣向をかえて、土俵上にて行います。

”昭和44年に相撲界初の生存者叙勲を受けた、「名人呼出し 太郎」がお好みとして披露をはじめたものでありますな”

一口に櫓太鼓と申しましても、色々種類がございまして、打ち方も意味もそれぞれ違っております。
いろいろな櫓太鼓の打ち分けをお楽しみくださいませ。

それでは、始めに「寄せ太鼓」であります。

この寄せ太鼓は、日本相撲協会の前身、相撲会所の時代、相撲界に何か相談事が起きますと、親方衆や関取衆を呼び寄せる為に、打たれた太鼓でございます。

またこれは別名を「清めの太鼓」と申しまして、相撲を始める前の日に、 土俵を清める、と言う意味で打たれた太鼓でございます。

それでは、呼び出しの、バチさばきをじっくりとお楽しみ下さい。

うーん、すばらしい。
大相撲放送のオープニングにも使われるあれでございますな。
戦前までは、「ドドンガドン・・・」という力強い感じの東京流でございましたが、戦後、「トントトン…」という、かろやかな大阪流に変わったのでありますそうな。

061212sumoguidebook_1 つづきまして「一番太鼓」でございます。

この一番太鼓は、昔は真夜中の2時か3時頃に打たれ、この太鼓を「朝の打ち込み」と申しまして、打ち手は、天下泰平、五穀豊穣を祈って打たれたと言われております。
有名な俳人・小林一茶(江戸1763-1828)の詠んだ句に

うす闇き角力太鼓や角田川  (七番日記)

と言う句がございますが、この句はおそらく、この一番太鼓の打たれるころの情景を詠んだものと思われます。

また昔、地方巡業に参りますと この一番太鼓を合図に、下の方の、お相撲さんの稽古が始まりましたが、現在は、騒音防止条例のため、朝の8時半から、約30分間だけ打たれております。

それでは、お聞きください。

パラランパララン

つづいて最後は、「ハネ太鼓」であります。

このハネ太鼓は、相撲が終わると同時に打たれまして、「本日はめでたく終了しました。皆様ごきげんよう、お帰りくださいませ
また明日も、お越しをお待ち申しております」と言う意味で打たれる太鼓でございまして、一日興行や千秋楽には、打たないことになっております。

一日の相撲がおわり、力士は、ほっとし、お客さまが、会場を後にして、テンデンバラバラ、家路につく夕方の情景を、実にみごとに表現いたしております。

ととんとん

>オジヤマさん、あんた、よう、詳しいでんな。
あげ、段ひらさん、場内アナウンスで、今そう、言っておりましたがな、あんた、聴いておらんかったのですか。

そのほかには、本場所の前日、呼び出しが街へでて、興行の始まりを触れ歩く「触れ太鼓」がありますな。

初日、亀徳新港で、船をおりる力士たちの歓迎にも地元の方たちが太鼓をたたいておりました。