環境省レッドデータブック絶滅危惧IB類(EN)
種子島・屋久島以南に自生 我が国最大サイズの蘭
これは高さ1メートル近い
奄美のめずらしい動植物
めずらしくなくても、開花の時期とかで
折々、新聞などで取り上げられる。
Web 版の記事を見て名前を覚え
散歩の途中、出くわしたら写真に撮って、記事ネタにする。
名越左源太の「南島雑話」(幕末奄美民俗誌)には
おじさんが、そうやって覚えた動植物がすでに
たくさん描かれていることに、改めて驚く。
モダマやヤッコソウと思しきものまで描かれているから驚くど。
====カクチョウランの記述か?
『南島雑話』 平凡社 東洋文庫
第二巻 34 34ページに
四月開花、茎長さ三、四尺、花外白、内朽葉色(くちばいろ)、形鶴の如飛(和名の由来、知っていたのか)、葉大さ似馬蘭(まらん)
と書かれている。
====
左源太は、上記の説明書きのカクチョウラン(名前は書かれていない)と思われる絵のとなりに
ナンバンギセルgoogleの絵を描いている。
○南蛮烟筒と書いた漢字に「インノヒ」と振り仮名をふっている。おもしろい!
それは写真カクチョウランの花の筒状の部分と良く似ている。
両者は見かける時期は違う