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『小笠原 登-ハンセン病強制隔離に抗した生涯』

2016年06月29日 | 本と雑誌

『小笠原登―ハンセン病強制隔離に抗した生涯』 (Shinshu booklet) 単行本  – 2003/11
 
玉光順正   他(著)  
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単行本: 124ページ
出版社: 真宗大谷派(東本願寺出版部) (2003/11)

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図書館の特設コーナーで見つけた。

裏表紙に、田中一村「崖の上の赤ショウビン」の絵があった。

P19豊橋病院を退職後、登は請われてハンセン病国立療養所奄美和公園に赴任する。1957年9月のことである。p19

奄美に来た一村はまっさきに和公園を訪ね、そこで小笠原との交流がはじまる。

中央画壇の権威主義に背を向け、奄美に移り住み自分独自の新たな画境を拓き

信念をつらぬいた一村と小笠原は気があったのだろう。

ほかに本書、「ハンセン病と天皇制」の項を興味深くよんだ。

一村の自画像ともいわれる「崖の上の赤ショウビン」。どこか小笠原の風貌とも通じるものがある。

小笠原もまた絵を書き、書をたしなむという。

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ハンセン病の隔離法廷 最高裁、違法性を認め謝罪  2016/4/25

ハンセン病患者の特別法廷は1948~72年までに各地の療養所や刑務所などで95件開かれた。

真実とは何だろう。己の無知を恥じる。

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 本書はwikipedia 「小笠原登」の項の参考文献にも挙げられている。

関連サイト NHKドキュメンタリー - ETV特集▽らいは不治にあらず~ハンセン病 隔離に抗(あらが)った医師の記録