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「西郷どん」第41回『新しき国へ』 平均視聴率は前回「波乱の新政府」から0.1P微増の11.8%

2018年11月10日 | 歴史 民俗

11月4日放送「西郷どん」第41回『新しき国へ』

Youtube で見る→ https://youtu.be/HtyjA4IeEew

『西郷どん』の第41回「新しき国へ」平均視聴率は前回「波乱の新政府」から0.1P微増の11.8%
 
 
もう忘年会の声をきこえるほどになっても、ニュースレビューなどでは低評価が目立つ「西郷どん」だが、ま、新しい西郷隆盛を描くのだから、見るほうも見方をかえる必要があるだろう。私はけっこう楽しんでみている。
「歴史」にこだわると不満も高まるだろうが、
これまでの回でも一対一のセリフでは、歴史の新しい知見も取り入れられていて、なかなか見せ場が多かったと思う。
今回は、西郷と大久保よりも、西郷と久光の対話がよかった。
相変わらず久光は、バカ殿風の顔芸で描かれるが、久光は兄斉彬も認める学識があり、詩歌をたしなみ歴史の編纂にもあたった。
斉彬と比較すると、目立たないが維新に久光の果たした歴史的意義も大きい。
それらを加味してみると、西郷と大久保、斉彬の関係より、西郷と久光の関係もまた、たいへん興味深いものがある。
久光「こいがお前が我が兄斉彬と共につくりたかった新しか国かぁ?」
久光の表情豊かな”顔”もみどころだ。
声も出ないはずの西郷だが、申し訳ないと「このままでは(みなに)顔向けが出来もはん」と消沈する。その頭上から「こんやっせんぼうがあ」
と斉彬の口癖の一喝がふりそそぐ。
死ぬまでチョンマゲを切らなかったという久光の暖かい激励の言葉に、また声を失う西郷。
これはなかなかの名場面だ、↑の動画でも見ることができる。
久光は西南戦争のときも西郷の好きにさせている。けっこう理解しているのだ。
「やっせんぼうがぁ」のセリフは久光を演じる青木崇高のアドリブだというから驚きだ。西郷 久光 斉彬の関係が立体的に理解できる。
あと、糸どんと菊次郎の一対一の会話も歴史流れを離れても、よかった。
島の母、愛加那の気持ちを思いながら見ると、泣ける、だろう。
菊次郎は17歳で西南戦争に従軍し、右足膝下から切断の重傷を負うが、10年後アメリカまで留学に出ている。
 
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