25日放送「西郷どん」第44回「士族たちの動乱」平均視聴率は12.4% 。前回「さらば、東京」
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タイトルからはメインのはずの佐賀の乱。江藤新平は、あっさり描かれた印象。
代わりに?私学校建設へ向け桐野利秋、そして次回「西郷立つ」へ向けてか、洋行帰りの村田新八、川路利良(日本警察父)らがクローズアップされた。
代わりに?私学校建設へ向け桐野利秋、そして次回「西郷立つ」へ向けてか、洋行帰りの村田新八、川路利良(日本警察父)らがクローズアップされた。
西南戦争をにらみ、西郷の妻糸どんのセリフが、結局は今回の圧巻だった。
西郷に立ち上がるよう、西郷の留守宅に大勢を引き連れ、押し掛けた人斬り半次郎こと桐野利秋に、
「勝手なことを言わんでくいやい、私には政(まつりごと)のことは、ようわかりもはん。じゃっどん、腹が立ってしかたがなか。旦那さあは今まで、国をつくるために、わき目もふらず
走ってこられもした。そいだけは、私にもよう分かりもす。
そいを、ずっと近くで見てこられた皆さあが、今度は自分で走る番じゃなかとですか!。どうかお引き取りを」と毅然と言い放つ。
走ってこられもした。そいだけは、私にもよう分かりもす。
そいを、ずっと近くで見てこられた皆さあが、今度は自分で走る番じゃなかとですか!。どうかお引き取りを」と毅然と言い放つ。
一同、ぐうのねも出ず、立ち去る。
それに比べ、後半のシーン。
いつまでも動かない西郷に失望の色をあらわにし、江藤新平同様、西郷の前を立ち去った人斬り半次郎こと桐野利秋が再び現れ、銃を持つ大勢の私学校生を刀で次々のなぎ倒し、
銃までも真っ二つに切ってしまう剣のすご腕を披露する。大暴れだ。薩摩示現流の猿叫(えんきょう)が飛び交う。江戸暮らしの藩主・斉興(斉彬・久光の父)が、嫌ったという鶏を絞めるときの鳴き声のような、あれだ。
いつまでも動かない西郷に失望の色をあらわにし、江藤新平同様、西郷の前を立ち去った人斬り半次郎こと桐野利秋が再び現れ、銃を持つ大勢の私学校生を刀で次々のなぎ倒し、
銃までも真っ二つに切ってしまう剣のすご腕を披露する。大暴れだ。薩摩示現流の猿叫(えんきょう)が飛び交う。江戸暮らしの藩主・斉興(斉彬・久光の父)が、嫌ったという鶏を絞めるときの鳴き声のような、あれだ。
そして、皆に向かってこう言い放つ。
「よかかっ!銃や大砲には弾が要る。弾が切れれば、剣で戦うしかなか。戦場で最後まで生き残るっとは、剣の強かもんじゃ!わかったかあ!」
これを西郷は、頼もし気に、受け入れてしまう。
西郷の後ろには、喜界島から西郷が独断で鹿児島に連れ帰りった、村田新八が不安げな表情で立っている。
洋行帰りで、美術を愛し、また音楽を好み、和歌も漢詩もたしなんだという才人の村田は、血気にはやる、この人斬り半次郎と西南戦争の現場でどのように折り合いをつけたのだろうか。
他にも西郷の矛盾?は、さりげなく描かれているような気がした。
糸どんのセリフも、桐野のセリフも次回「西郷立つ」をにらんで考えると意味深長だ。
その後の歴史を見る上でも、というと大袈裟すぎか。
その後の歴史を見る上でも、というと大袈裟すぎか。
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