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『精読 学問のすゝめ 』(幻冬舎新書) – 2019/4/25 橋本 治 (著)

2019年07月09日 | 本と雑誌

『精読 学問のすゝめ 』(幻冬舎新書)  – 2019/4/25
橋本 治 (著)
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最近、時代小説にハマっていたのだが、
ここのところ数冊がつづけてハズレだったので
借りた本はすべて返却して、
書店に行ってみた。
書店には平成~令和関連本(万葉集など)もだいぶ少なくなっていた。
福澤に代わる新一万円札の図柄の渋沢栄一(5千円の津田梅子は見落とした)
関連本もあったので、この本もその流れ(新時代)なのかも知れない。
美智子様もあるけど、ナゼか樹木希林さんも多く見かける。
 
(さて本題)しかし、奥付の前に※この作品は2016年6月小社より刊行された『福沢諭吉の『学問のすゝめ』』を改題したものです。とあるので、去年あたりからつづく明治150年の流れなのかも。
 
先日は、近くに、あの『逆説の日本史 20 』幕末年代史編3 西郷隆盛と薩英戦争の謎 (小学館文庫) 文庫 – 2017/4/6 も陳列してあったし。
 
===
 
『学問のすゝめ』は一編が10枚ほどの短い小冊子で全十七編。
そのうち、著者がすべての肝がつまっているという初編だけで、これだけのことが読み込めるのか、と驚く。

一文一文を噛み砕くだけでなく、重要な単語の解説からも時代背景や、現在との違い、
そして現在の政治状況にも驚くほど当てはまる解釈。
 
これが精読というものか、と恐れ入った。しかも読みやすい。
 
ぱらぱらとめくり、振り返って、印象にのこった一点だけをあげるとすれば「一身独立して一国独立する」かな。
たくさんあるが、当時(明治5年から9年)の時代背景を考えると、右、左の単純な見方では誤解のほうが多い福澤諭吉。のちの時代の誤解すら見通していたような文章。
 
福澤が高く評価した西郷隆盛の朝鮮使節派遣問題(征韓論)に端を発した「明治六年政変」の前年に出たことを思うと、西南戦争を考える上でも新鮮な視点をあたえてくれる。
 
福澤はできたばかりの明治政府そのものを攻撃しているのでは決してないのであるが、それでは誰を・・というあたりも読みどころだったかな。精読で著者があぶりだしでわかったことだが。
 
一気に読めて、とにかく、つぎからつぎへ目からうろこが落ちる「永遠のベストセラーの謎がわかる」(帯より)一冊だった。

大相撲 7月場所(2019年) 3日目 奄美力士星取表(十両以上)取り組み解説 明生(0勝3敗)寄り切り○逸ノ城(2勝1敗)

2019年07月09日 | 大相撲
 
そろそろ稲刈りの準備も始まった龍郷町秋名の田袋 記事と関係ありません。
 
大相撲 7月場所(2019年) 3日目 奄美力士星取表(十両以上)
 
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳 7/24生
7月 東前4 ***          0勝3敗
5月 西前7 ***OO*OOOOOOO*O 10勝5敗 
3月 西前11*OO***OOOOOOO** 9勝6敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
明生(0勝3敗)寄り切り○逸ノ城(2勝1敗)
5時のニュースが05分に終わり、切り替わった画面は、
大きな逸ノ城の背中。
明生に青房方向、俵まで追い詰められたが、巨体の逸ノ城が
そこからおもむろに反撃にでるところ。
歓声が一瞬止まり、そのあと小康のあと逸ノ城が前に出る。
明生は逸ノ城の太い腕でひきつけられ、しかも左上手が取れない。
胸を合わされ、あごを相手の肩にのせ、顔は紅潮して苦しそうだ。
明生のこの表情はあまり見たことはない。
逸ノ城は落ち着いて大きな動きはない。
下がりを引いてもまわしがほしい明生だが、巻替えにいって
上体が立ったところ、勝機とみた逸ノ城がゆっくりと
もかぐ明生を対角線上の白房まで万全にゆっくりと寄り切った。
きのう琴奨菊に最後の詰めでもったいない負けを喫した明生
は取り組みのあと花道の奥で、師匠ではない伊勢ケ浜親方に横の部屋に呼ばれ指導を受けた。
それだけの期待の大きさがわかる、有難いことである。
指導は、手と足だけでなく腰を使って前にでろ、ということだったらしいが、
巨体を土俵際まで追い詰めた立ち合いは、指導どおりよかったのだ。
あと明生は、まわしを取る効果的な位置にも気をつけたいと話していた。
5月 西前7 ***OO*OOOOOOO*O 10勝5敗
先場所の初日3連敗と同じく、最後の一瞬で逆転され、白星に見放される展開だが
いずれもまったく歯が立たないというわけではない。
5時をすぎた土俵でしっかりと存在感のある相撲を見せている。
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
7月 東十8 *OO        2勝1敗
5月 西十3 O***O**O*OO**** 5勝10敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗