奄美 海風blog

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大相撲 7月場所(2019年) 9日目 奄美力士星取表(十両以上) 解説 明生 寄り切り ○大関 高安/○大奄美(7勝3敗) 寄り切り 隆の勝

2019年07月16日 | 大相撲
 
大相撲 7月場所(2019年) 9日目 奄美力士星取表(十両以上)
 
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳 7/24生
7月 東前4 ******O%**      2勝8敗
5月 西前7 ***OO*OOOOOOO*O 10勝5敗 
3月 西前11*OO***OOOOOOO** 9勝6敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
 
 
 
明生(2勝8敗) 寄り切り ○大関 高安(8勝2敗)
 
 高安の左は重症だ。 早く勝ち越して、休みたいほど。
そこで台頭顕著な明生。高安は立ち合い右に動て左を狙うが、
そうはさせない明生。
頭を低く抵抗するが、高安は右手一本でそれを起こしてしまう。
やはり実力がある。
それでも土俵際で、一瞬だ自分の形にもっていくが、胸を合わされては
抵抗もそれで。
高安は最後は使えないはずの左も動員しての寄り。
大関との実対戦は初めてだが、敗れた明生は、きのうの鶴竜戦
同様、今後の成長に必ず生きるであろう貴重な体験となったはずだ。
明日は御嶽海。
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
7月 東十8 *OO*OOO*OO   7勝3敗
5月 西十3 O***O**O*OO**** 5勝10敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
 
○大奄美(7勝3敗) 寄り切り 隆の勝(6勝4敗)
大奄美、すぐに取った左の上手は深すぎて、すぐに切られる。
バタバタいた印象だが、しかし、大奄美は、相手との距離を置かず
絶えず前に出た。
牛のような巨体に圧迫され、下から突かれ、突き押し相撲の隆の勝は
バタバタした突きは、効果なく下がる一方。最後は大奄美左下手が入って
捕まえて寄り切り。十日目7勝3敗は好成績だ。

『鹿児島植物記』―自然の歴史と人の歴史が織りなす多様な植物社会― 単行本(ソフトカバー) – 2019/4/15

2019年07月16日 | 本と雑誌
 
『鹿児島植物記』―自然の歴史と人の歴史が織りなす多様な植物社会― 単行本(ソフトカバー) – 2019/4/15
寺田 仁志 (著)
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暇なときにパラパラめくって、・・・と思って
普通の植物図鑑だろうと、軽く考えて手にした。
(奄美の植物の写真もたくさんあったし)
 
ところが、いままでよく眺めた図鑑とは、ちょっと違った。
副題をみると『自然の歴史と人の歴史が織りなす多様な「植物社会」』
「植物社会」とは聞きなれない言葉だった。
 
屋久島生まれの著者自身の研究や体験で感じたことを、
わかりやすい記述で、よく見かける雑草(昭和天皇の言葉とされる「雑草という草はない」は有名)
から珍しい植物まで幅広く取り上げる。
 
花だけでなく、実や地下の茎など植物の移り変わりや、周りの他の植物とのかかわり、人の暮らしとの
かかわりなど幅広い。(小動物なども写真付きで登場する)
 
個々の植物の植物学的知識はもちろんだが、人や社会の歴史とのかかわりなど、著者自身のブログ的なきさくなことばでつづられる文章は臨場感もあって読み物としても楽しめる。
 
例えば「衣料となった植物」ではリュウキュウイトバショウの繊維や芭蕉布の着物の写真もあり、その製造過程の説明などもあるといった具合だ。そして、
 
芭蕉布は風通しのよい生地だが、鹿児島の蒸し暑さをさけるための家屋の構造にもふれ、害虫駆除のための
昔のひとびとの対策などにも話は呼ぶ。
 
それだけではない、龍郷町のバシャ山(ハショウ群生地)が紹介され、「バショウ山と持参金につけなければ嫁にいけない不器量な人」という隠語の由来なども紹介される。幕末の薩摩の流刑武士が描いた奄美の自然や習俗なども写真入りで、ごく一部だが紹介される。
 
個々の植物の薬効や、地域独特の食用や菓子などの伝統料理の説明もあって実に幅ひろくきめ細かい。
民俗、歴史、自然史(地形、地質、地史)、動物、それぞれの分野の専門家らの協力で、読み物としての厚みを増し、十分たのしめる図鑑といった感じだ。
 
著者による、全国、海外での植物研究の知見をいかして、それらとの鹿児島 奄美の植物との比較もありがたかった。
 
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amazon 内容紹介
 
自然理解の手引き書
鹿児島県は、屋久島・奄美の2つの世界自然遺産級の地域をもち、4つの国立公園、3つのジオパーク、国指定の天然記念物は48件に上る。本書は、この世界が注目する自然を理解する格好の手引書である。
鹿児島の素晴らしい多様な自然の百科全書
―――志學館大学教授 原口泉
出版社からのコメント
その植物がどこから来て、どう生き延びてきたのか。人の歴史を視野に入れつつ、植物の移り変わりを丁寧に解説しています