『日本国紀』 単行本 – 2018/11/12
百田 尚樹 (著)
百田 尚樹 (著)
5つ星のうち4.7
1,135件のカスタマーレビュー
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2018年11月10日1刷
これは、2018年12月25日6刷
一時書店で見かけなくなって
久しぶりに気付いたので買った。
話題になった本は、ほとぼりが過ぎたころに読むシュギだが
もうほとぼりは過ぎたのだろうか。
久しぶりに気付いたので買った。
話題になった本は、ほとぼりが過ぎたころに読むシュギだが
もうほとぼりは過ぎたのだろうか。
内容は、話題になったほどのものでもなく、新鮮な印象は薄い。
ウィキでの肯定的評価、史学者からの批判(アマゾンでも読める)
その他、出版にまつわる騒動、
1,135件にのぼるAmazonカスタマーレビュー も面白く読んだ。
ウィキでの肯定的評価、史学者からの批判(アマゾンでも読める)
その他、出版にまつわる騒動、
1,135件にのぼるAmazonカスタマーレビュー も面白く読んだ。
全面的な礼賛か、全面的否定(こちらが少数派か)かに
分かれてしまう事態がそれ以上進展しない現状は
本書がしばしば指摘する評論家の江藤淳のウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」
が、いまだに一定の影響を残している証拠なのかもしれない。
分かれてしまう事態がそれ以上進展しない現状は
本書がしばしば指摘する評論家の江藤淳のウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」
が、いまだに一定の影響を残している証拠なのかもしれない。
わりと頻繁に挿入される太字で印刷されたコラムで述べられる著者の愛国談義(これが本書批判のもとだろうが)は、教科書にはない味と素気(思いやりと辞書にあった)でよみどころだろう。
愛国談義てき解釈は本文にもところどころ忍び込んでいるのだが、史家による微に入り細を穿つ批判は、
ほぼ史実(とみなされる)部分のみだが、そこには致命的な誤りもあるらしい。
なので「日本通史の決定版」、「壮大なる叙事詩」なるキャッチコピーはいただけない。
ほぼ史実(とみなされる)部分のみだが、そこには致命的な誤りもあるらしい。
なので「日本通史の決定版」、「壮大なる叙事詩」なるキャッチコピーはいただけない。
本書の批判で類似性が指摘される井沢元彦『逆説の日本史』は1~23巻(「学校では教えてくれない日本史の授業」 (PHP文庫) はそれらが一冊にまとめられている)まで通読しているのだが・・・。
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amazon 内容(「BOOK」データベースより)
私たちは何者なのか―。神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に、独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。本書は、2000年以上にわたる国民の歴史と激動にみちた国家の変遷を「一本の線」でつないだ、壮大なる叙事詩である!当代一のストーリーテラーが、平成最後の年に送り出す、日本通史の決定版!
私たちは何者なのか―。神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に、独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。本書は、2000年以上にわたる国民の歴史と激動にみちた国家の変遷を「一本の線」でつないだ、壮大なる叙事詩である!当代一のストーリーテラーが、平成最後の年に送り出す、日本通史の決定版!