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映画『花戦さ』(はないくさ)

2020年11月05日 | 映画

映画『花戦さ』 予告編

『花戦さ』(はないくさ)

ネットフリックスにログインして「日本映画 歴史」で検索して
偶然見つけた。

2017年6月3日公開の日本映画。鬼塚忠の小説『花いくさ』(角川文庫)を原作とする。

天正元年(1573年)。京・頂法寺の花僧・池坊専好(野村萬斎)は
執行や兄弟子・専伯の勧めで、時の権力者・織田信長のために花を生けることになる。

とここまで読めばタイトルから大まかなドラマの流れはつかめる。

序盤信長(中井貴一)は早々と退場する。
(天正10年本能寺の変)など詳しい史実などはほとんど描かれない。
戦国武将も前田利家 -(佐々木蔵之介)、石田三成(吉田栄作)
だけで、明智光秀登場しない。

茶聖千利休(佐藤浩市)の切腹(大徳寺の門の改修時に千利休の雪草履姿の木造を楼門の上に設置)
の原因なども、あれこれ説明はない。(あとはタイトルから想像がつく通りの展開だった)
池坊専好(野村萬斎)の花戦さの相手は、もちろん豊臣秀吉(市川猿之助)だ。

そこからドラマは面白くなり、軽妙でコミカルな展開が、ラスト30分から緊迫してくる。
しかしラストの見せ場も、ライトで、戦国の世の重々しさは極力控え、そのことがおしゃれで感動的だ。
見せ場のあともドラマはつづく。