ハルジオン(春紫菀、学名:Erigeron philadelphicus)
キク科ムカシヨモギ属
名前の由来 wikipedia
「ハルジオン」を漢字に直すと「春紫菀」となる。「春に咲く、キク科のシオン(紫菀)」という意味。また、標準和名はハルジオンであるが、同類のヒメジョオン(写真右)と混同して、ハルジョオンと呼ぶ間違いが見られる。見た目が非常に似ている上に、名前も紛らわしいので、注意が必要。同じように、「ヒメジョオン」を「ヒメジオン」と呼ぶ間違いも見られる
ヒメジョオンとの見分け方 wikipedia
ハルジオンとヒメジョオン(写真右)は、花がよく似ていて混同してしまうことがある。
標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。
ヒメジョオンは5月ごろに咲くので今は見当たらない。咲きだすと、あたり一面が白くなるほど数が多い。
ハルジオンは先月から咲いているが、ところどころにかたまって咲いている。
ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉がある(写真大)。
また、ハルジオンの蕾は下を向いて項垂れているような特徴がある(写真中上)。従って、しっかりと比べて見れば、はっきりと見分けがつく。
分かりにくい場合は、茎を折ってみるとよい。ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。
葉の付き方も違い、ヒメジョオンの葉は茎を抱かないが、ハルジオンは茎を抱くように付く(写真中下)。
標準的な花では、ハルジオンはヒメジョオンより花が一回り大きく、舌状花の数も多いので、見分けられるが、判断が難しい場合もある。
また、花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである。