このブログを始めて、今年4月からは10年目に入ります。
ブログを始めた日から2ヶ月目の6月4日(下の写真)から始めた観察日記も今日で11回目を数えました。
幹に針金で巻きつけられいた「森の林をたいせつに」と書かれたプラスチックの板は完全に幹の中に飲み込まれてしまいました。それで幹にこぶが出来ました。(写真)
植物の生命力に驚かされますが、ブログは、あまり進歩が見られないことにも改めて驚いてしまうきょうこのごろです。
このブログを始めて、今年4月からは10年目に入ります。
ブログを始めた日から2ヶ月目の6月4日(下の写真)から始めた観察日記も今日で11回目を数えました。
幹に針金で巻きつけられいた「森の林をたいせつに」と書かれたプラスチックの板は完全に幹の中に飲み込まれてしまいました。それで幹にこぶが出来ました。(写真)
植物の生命力に驚かされますが、ブログは、あまり進歩が見られないことにも改めて驚いてしまうきょうこのごろです。
いやあ、10年とはすごいです。
こちらはまだまだ2年半。
頑張らなくっちゃ。
9年前のブログ開設時からコメントをいただき、おかげさまで10年目に入ります。
記事より長いかも知れないこのコメント欄で、おじさんはたくさんの勉強をすることができました。ありがとうございます。
さて、
「万学の祖」ともいわれるアリストテレス(前384年 - 前322年)は、自然にはヒエラルキー(階層性)があると考え、その最上位に人間、次が動物、その下に植物、さらにその下に鉱物を位置づけました。
つまり彼は植物は動物より下等だと考えたわけですね。
しかし、おじさんは長年の観察の結果、そうは考えません(笑)。色即是空。
植物は光合成(photosynthesisフォトシンセシス)により太陽からエネルギーを得て、無機物から有機物を作る高い能力をもち地球上の食物連鎖では生産者にあたり、独立栄養生物とよばれているのです。
これに対し動物は、従属栄養生物とよばれ、生育に必要な炭素を得るために植物などから有機化合物を得ることによって生きていくことができるのです。
食物連鎖においては植物が生産者であるのに対し、消費者ということになります。(人間社会に当てはめると、大変難しい話になりそうなので今日は触れません(笑)
この生き物の世界におけるエネルギーの循環、生態系物質循環の仕組みからみれば、次の3番目にくるのが、同じ従属栄養生物で生産者の生産した有機物を分解してエネルギーを得る細菌や菌類などの微生物であって、彼らは分解者と呼ばれます。
この木の食べたプラスチックははたして分解されるのかどうかはガクモン的に興味のある問題ですが、きょうはそのことの検証の報告はしません(笑)。
きょうはその前に、この木は動物が食べることのないプラスチックを名瀬食べることができたのか、という問題を考えます。
動物の場合、形態形成に用いることできる最大量があらかじめ決まっていて、それに寿命も決まっているといえるのに対し、植物の形態形成や成長はいわば臨機応変であり(超長期休眠も可)、動物のようには寿命も決まっていないということが出来ることがおじさんの長年の観察でもご理解いただけると思います。
以下説明します。
植物の場合、茎の頂上と根の端にある頂端分裂組織(apical meristem=茎頂・根端の成長点にあり縦方向の成長と分化に関係)の細胞分裂による細胞の付加とその後の細胞分裂によって上下(縦)方向の成長が起こります。
動物の場合はある程度まで成長すると体の大きさは一定になり、あとは細胞の死、脱落と更新を繰り返すことのなりますが、植物細胞は動物細胞には存在しない細胞壁を持っているということを学校で習いましたね。
細胞壁は、二重構造になっていて、たえず成長を繰り返しているのです。
そして植物の場合、分裂後も細胞は結合したままですから、分裂面の入りかたや伸張の方向などによって、葉や根、枝ぶりなど、ある程度自在に形態形成を行うことができるということができるのです。同じ種でも動物に比べるとずいぶんと全体の形が違うのはこのためですね。
この木がプラスチックを食べることができたのも、この細胞壁とその細胞分裂の仕方によるのではなかろうかと、ここまで考えたのですが・・・。
時間です。 研究つづく!
これらのことは渋谷の公園でも観察できると思いますので忙しくない時に研究してみてください。
植物が絶えず成長してる話も面白い!
すごく納得してしまいました。