このあいだ、ちら見したTVのおさらいです。
黄金比とは、最も美しいとされる比。近似値は1:1.618、約5:8。
葛飾北斎(1760年 -1849年)の描いた「冨嶽三十六景」のなかの「神奈川沖浪裏」
上の写真(拡大します)で、
赤い四角は正方形にします。
赤と黄をあわせた長方形の縦の長さを1、横の長さXとする。
外側の長方形と黄色の長方形は相似なことから、次のような比が成り立つ。
1:x=(x-1):1
x2 -x-1=0という2次方程式ができる。
解の公式によってこれを解きます。
x=(1±√5)/2
x>0。
x=(1+√5)/2
√5=2.2として計算すると
(1+√5)/2=1.6
つまり、赤と黄色をあわせた長方形のたてと横の長さの比は
1:x=1:1.6
これを5倍すると、5:8となり、
黄金比であることがわかる。
ほかに黄金比として知られるものに、ピラミッドやパルテノン神殿などがある。
======葛飾北斎の人となりを知るために、
浮世絵師 葛飾北斎wikiを主人公にした短(中)編小説 「溟い海」は
暗殺の年輪 (文春文庫 ふ 1-1) 価格:¥ 500(税込) 発売日:1978-02 |
に収められています。