wiki『父ありき』(ちちありき)は、1942年(昭和17年)公開の小津安二郎監督の日本映画。
父親と息子という親子関係を深くそして繊細に描いた作品。1937年小津の出征前に脱稿した脚本を改作したもので、戦時色濃厚な時期の映画だけに戦後になって多くの箇所がカットされた
妻に先立たれ、男手一つで息子を育ててきた金沢の教師・堀川は、修学旅行の事故の責任をとり辞表を出す。
若い時には何がいいのかわからない映画のひとつではなかろうか。
おだやかな言葉で子を教えさとす父(笠 智衆)、そんな父に反抗せず父の教えをよく聞く子(佐野 周二)待てよ、と考えてみれば、これは軍隊に必ずしも向かない育て方、育ちではなかろうか。
笠 智衆(りゅう ちしゅう、1904年(明治37年)5月13日 - 1993年
佐野 周二(さの しゅうじ、1912年11月21日 - 1978年12月21日)
二人は8歳ほどの歳の差。制作時笠 智衆は38位、すごい演技だ。
父ありき
There Was a Father
監督 小津安二郎
脚本 池田忠雄
柳井隆雄
小津安二郎
製作 磯野利七郎
出演者 笠智衆
佐野周二
音楽 彩木暁一
撮影 厚田雄治
編集 浜村義康
配給 映画配給社
公開 1942年4月1日
上映時間 94分