沖縄の自己決定権 [単行本(ソフトカバー)] 地球の涙に虹がかかるまで
喜納 昌吉 (著)
単行本(ソフトカバー): 228ページ
出版社: 未来社 (2010/6/1)
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本書が書かれたのは、米軍普天間飛行場の移設問題で徳之島案が急浮上していたころである。
この問題で、いま報道はぷっつり激減した感があるが、奄美では警戒をゆるめているわけではない。
普天間の訓練移転反対、徳之島で住民リレー (2010年8月7日23時32分 読売新聞)
9月5日、米軍普天間飛行場の移設問題に大きな影響を及ぼす沖縄県名護市議選(定数27投開票は12日)が告示され、
6日、沖縄県の仲井真弘多知事は11月28日投開票の県知事選に2期目を目指して出馬する向を固めた。
沖縄知事選には、先月20日、県内移設に反対する立場を明らかにしている伊波・宜野湾市長も正式に出馬表明をしている (2010年8月21日 読売新聞)
日本の行方が決まるのは、名護市議選の2日後に投開票される民主党代表戦よりも、実はこの南の方の動きにある、という見方もあるが、
本書は、さもありなん、と思わせてくれる。
独特の語り口は、時に煙にまかれたような気にもなるが、なかなか説得的である。
薩摩(島津1609年)侵略ではなく日本の侵略
左翼でもなく右翼でもなく中翼(なかよく)p98
日本がかかえるペリートラウマとマッカーサートラウマp102とダレス(国務長官 日本国憲法98条のなかに日米地位協定を最高法規と同等と明記)のトゲ
アメリカが沖縄にいるのは、日本を全体をコントロールするため?p176
沖縄マスメディアの問題P190
沖縄の中の加害者p195
天道説から全動説へp203
もし沖縄が独立するときは奄美も一緒p78
2010年7月、第22回参議院議員通常選挙比例区に民主党から出馬し、再選を目指すも落選。
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沖縄の自己決定権 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2010-06-01 |
内容紹介
すべての武器を楽器に
すべての基地を花園に
戦争よりも祭りを
そして
すべての人の心に花を今夏、参議院改選を目前にして、迷走する普天間基地移設問題に「平和の哲学」をもって挑みつづける喜納昌吉のいまを追う。基地の街に生まれ育ち、音楽家として世界のステージに立ち、沖縄市民運動の最前線を駆け抜けた激動の半生をふりかえりつつ、「先住民族の祝祭に学ぶ政治」「国境主義からの脱却」「国連環太平洋本部の沖縄誘致」、そして「沖縄の独立」までをも見据える人類共生のビジョンを熱く訴える、はじめての語り下ろし。